インタビューに答える日本保守党の百田尚樹代表=24日、国会内 日本保守党の百田尚樹代表は7月の参院選を前にインタビューに応じ、消費税減税に加え、再生可能エネルギー政策と外国人政策の見直しを重点的に訴える考えを示した。
―参院選で訴えたいことは。
まず食品の消費税率をゼロにしたい。食品は生きていくのに絶対必要だ。絶対必要なものに税金をかけるのは「生存税」だ。生きた分、税金を取られるようなものだ。とんでもない。
―再エネ政策見直しにも意欲を見せている。
行き過ぎた再エネ政策を直したい。当然(電気料金に上乗せされる)再エネ賦課金も廃止したい。太陽光や風力は非常に不安定だから、バックアップ電源が必要になる。必然的に電気代が上がる。日本はものづくりの国だから、産業用電気代が上がれば、国際競争に大きなハンディを負う。
―外国人政策見直しも掲げている。
超富裕層の外国人が東京などのマンションを投機目的で買って、すごい値段になっている。庶民は手が出ない。日本は超富裕層の外国人に経済侵略を受けている。もう一つは就労外国人。日本人の7割の賃金で働いてくれる外国人が大量に入ってきたら、日本人の給料が上がるはずがない。経済面だけでなく、日本社会を壊しかねない。
―参院選の目標は。
全員当選させたい。
―野党候補が乱立している。
今の自民党政権は駄目だ。しかし、立憲民主党や共産党が増えても困る。自分たちが1議席でも取っていきたい。
―石破政権の評価は。
点数を付けたら0点に近い。要らんことばかりしている感じがする。中国の移民を促進しようとし、減税は全くやろうとしない。国民の生活を本当に良くしようと思っていない。
―参院選後には連立枠組み拡大も予想される。
自民党と組むことはあり得ない。自民がやってきた政策とわれわれが掲げている政策は全く違う。理念と政策が相反する政党とくっつくのは利害でくっついているとしか見えない。
―保守層の受け皿になるための戦略は。
愚直に政策と理念を訴えていくだけだ。

インタビューに答える日本保守党の百田尚樹代表=24日、国会内