
2025年5月、政府が保有していた「備蓄米」が放出され、スーパーやコンビニ、ネットでも販売を開始しました。通常の流通とは異なるルートで出回る“特別な米”として注目を集めています。
そこでママスタセレクトとママの交流掲示板「ママスタコミュニティ」では、備蓄米について、ママたちがどう受け止めているのかアンケートを実施しました。
買うつもりはない人が6割強に

アンケート結果によると、ママたちの回答は以下のとおりです。
買うつもりはない:66.6%
買いたいが入手できていない:28.2%
食べた:3.9%
購入したがまだ食べていない:1.3%
実際に口にした人はわずか3.9%にとどまる一方で約3割が「欲しいけれど買えない」という実態がありました。さらに6割強の人たちは「買うつもりはない」と考えています。
詳しくは→ママスタコミュニティ|備蓄米、もう食べた?
「買うつもりはない」と断言する、その理由とは
もっとも多かったのは「そもそも買うつもりがない」という反応をする人たちで、6割強にものぼりました。その理由には大きくわけて三つがあげられ、一つは「お米の味に不安がある」、二つ目は「並んでまで買いたくない」そして三つ目は「安定入手ルートを確保している」という点にありました。
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お米の味に不安がある
『美味しく食べられそうにないから』
『気に入った銘柄米がある』「高くても、美味しいお米を買いたい」など、普段の生活を変えたくないと考える人も多いようです。
行列に並んで買うことに抵抗がある
『並んでまで欲しくない』備蓄米購入のために前夜から店舗前に並ぶ人が出るなど、一部の地域では「米騒動」にまで発展しています。便乗したくない、騒ぎを大きくしたくない、と考える人たちもいました。
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入手ルートを確保している
『義母の実家から送られてきた分がある』
『親戚が農家なので、そこから買っている』
『定期購入でお米屋さんから直接買っている』年間を通してお米の安定供給を受けられる人たちも一定数いるようです。
「買いたいけれど入手できない」と感じる人も3割に
『いつも行くスーパーにはなさそう』
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『試してみたいから、コンビニで売られる1kgの備蓄米を買いたい。でも売っているお店を見かけない』「普段使っているスーパーや近所のコンビニでは見かけない」との声も多く寄せられました。備蓄米が放出されたとはいっても、全国にくまなく供給されるのにはまだまだ時間がかかるといえそうです。
少数派ですが食べました!味は?
『5.5合のうち、1.5合を古古米にして一緒に炊いた。特に匂いや硬さは気にならなかった』
『見た目はちょっと黄色味がかってるような気もするけど、炊いたら普通に美味しかった』
『2合のお米に、5kg 2,000円の備蓄米を1合混ぜて、味醂と一緒に炊いた。誰も気がつかなかった』実際に食べた人たちからは、特に否定的な声は届きませんでした。とはいえ、普通米と混ぜて炊くなど「工夫して」食べている人が多いようです。
備蓄米が広く受け入れられるためには
アンケートの結果によると「話題だから買ってみたい」「どんな味か試してみたい」と興味をもつ層が一定数いる一方で、流通の壁で購入に至っていない人も少なくありませんでした。
さらに全体の6割以上を占めるママたちは無関心または否定的だというのも興味深い点です。
今後、備蓄米がもっと広く受け入れられるためには「品質への信頼性」「入手経路の分かりやすさ」などの改善が必要なのかもしれません。
詳しくは→ママスタコミュニティ|備蓄米、もう食べた?
文・すずらん 編集・編集部