別姓、自民森山氏「党議拘束は大事」=立民は成立に意欲【25参院選】
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2025年07月13日 12:31 時事通信社

自民党の森山裕幹事長は13日のNHK番組で、選択的夫婦別姓制度に関する法案の国会採決に当たっては、党所属議員の投票行動を統一する「党議拘束」が必要だとの考えを示した。森山氏は「党議拘束は非常に大事だ」と指摘。ただ、「家族の形に関わり、丁寧に議論を進めなければいけない」とも述べた。
これに対し、立憲民主党の小川淳也幹事長は同番組で、「秋の国会でチャレンジし、選択肢を用意した社会をつくりたい」と述べ、今秋に想定される臨時国会で成立を目指す方針を強調。国民民主党の榛葉賀津也幹事長は「結婚前の姓を使用し続けたい方の選択肢を幅広く認めていく」と述べた。
日本維新の会の岩谷良平幹事長は「旧姓に法的効力を与えることで、不利益はほぼ解消される」と主張。参政党の神谷宗幣代表は別姓導入に「明確に反対だ」と述べ、20日投開票の参院選で「争点にし結論を出したい」と語った。日本保守党も反対を唱えた。
公明党の西田実仁幹事長は「人権の観点からも別姓を選択できるようにすべきだ」と述べた。共産党とれいわ新選組、社民党も選択的別姓実現の必要性を訴えた。
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