


元義母から、元夫の入院生活がしばらく続くという事情は聞いていました。子どもが望んでいるのであれば、向き合う姿勢を見せてあげることは必要でしょう。私はゆっくりとジンの気持ちに耳を傾け、どうしたいのかを聞きました。


ジンは元義母の家で暮らすことを選びました。「ちゃんとおばあちゃんの手伝いをしなさい? もう17才なんだから周りの人のことを考えて」そう私が言うと素直に「分かった」と言っていました。最後は3人、笑顔での会話になりました。

私は元義母の押し付けではなく、ジン自身がどうしたいのかその意思をちゃんと聞きたかったのです。ジンは別に私たちと一緒に暮らしたいとは思っていませんでした。ただ謝りたかっただけだと言ってくれました。
私とユメにとっても母娘で築き上げた暮らしのなかへ、いきなり一緒に暮らすとなったらなかなか難しいのが本音です。だからまずはお互いにできるところから関係をスタートさせようと、ジンにはわが家で夕飯をともにする提案をしました。
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【第17話】へ続く。
原案・ママスタ 脚本・渡辺多絵 作画・りますけ 編集・井伊テレ子