初心者が山でやりがち…命を落とす理由 遭難した際、救助隊にも発見されづらい行動とは【漫画】

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2025年07月15日 07:00  まいどなニュース

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山で命を落とさないために ※画像はイメージです(taka/stock.adobe.com)

夏休みシーズンを迎え登山ハイキングを予定している方は多いと思う。

【漫画】初心者が山で死ぬ2大原因「山を降りてしまう」(全編を読む)

そんなこの頃だが、今SNS上で大きな注目を集めているのは遭難時に"山を降りること"の危険性を描いた漫画だ。

「かなりの人が勘違いしてるので山に行く前にぜひ知っておきましょう」

と件の漫画を紹介したのは漫画家の大塚志郎さん(@shiro_otsuka)。

「山を降りてしまう」は初心者が山で死ぬ2大原因だという大塚さん。未整備の山には降りることはできるが登ることのできない地形が多く存在し、無闇に降りようとすると脱出困難かつ救助隊にも発見されにくい沢などに至ってしまうということだ。

大塚さんにお話を聞いた。

ーーこの作品を手がけられた経緯は?

大塚:数年前から川や山、道路などでの事故死を回避するための漫画を描いてます。今回は山で亡くなるケースをテーマに漫画を描きました。

ーー二大原因のもう一つは何でしょうか?

大塚:もう一つは低体温症です。沢に降ることと低体温症が初心者が特に陥りやすい二大原因と考えて発信してます。死因としてのメインは転倒、滑落、心臓発作などですが、それらはそもそも遭難者が沢に降りたこと、低体温症にかかったことが引き金になっています。

ーーご投稿に対し大きな反響がありました。

大塚:去年も川の事故のネット投稿が広く拡散されたのですが、今回の投稿も山に詳しい登山家の方、お医者様、学校関係者、Vチューバーの方を中心にたくさん拡散されました。1件でも不幸な事故が減ることに繋がっていれば嬉しい限りです。

今後も色々な危険と回避の話をわかりやすく漫画にしていきます。ぜひ拡散したりご自分の実体験をコメントしていただければと思います。

◇ ◇

SNSユーザー達から

「よく迷ったら上に行けって言われますよね。」
「とても分かりやすいです。 逆に言えば、登れる道を登れば、その道がダメでも降りて戻ることができるということですかね。」
「自分も何度も経験がありますが遭難や崖から滑落するケースの大半がこれなんでしょうね 焦ると下に降りれば大丈夫だろうという心理が働くのでしょうね」

など数々の驚きの声が寄せられた今回の投稿。

大塚さんは7月18日に「マンガでわかる! 死亡ピンチからの生還図鑑 山の危険」(宝島社)を発売する。 今回の作品に加え、低体温症、高所からの落下、迷子、滑落、火山など山にまつわる危険とその回避方法を図解とマンガでわかりやすく紹介しているので、ぜひ多くの方にご覧いただきたいと思う。

(まいどなニュース特約・中将 タカノリ)

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  • 廃道で道に迷ったら、下に降りたくなる誘惑は分かるが。尾根の稜線目指して登れが鉄則。送電線の鉄塔目指して進みかすかに聞こえる鉄道の走行音で方角割り出し戻って来れたことは何度も有る
    • イイネ!16
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