立民、反転へ暗中模索=「既成政党」化に危機感―くすぶる野田執行部刷新論

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2025年08月04日 07:32  時事通信社

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立憲民主党の野田佳彦代表=7月25日、国会内
 参院選で伸び悩んだ立憲民主党が、次の国政選挙に向けて総括に着手した。国民民主党や参政党の躍進につながったとされるSNS戦略で後れを取り、有権者から新鮮さや魅力に乏しい「既成政党」の一つに見られているとの危機感は強い。有効な反転策を打ち出せるか、野田佳彦代表ら執行部は暗中模索を強いられている。

 「終盤まで堅調な流れが続いていると体感していたが、一気に抜き去られたイメージだ」。野田氏は総括に向けて開いた1日の党両院議員総会でこう振り返り、世論の動向を読み切れなかった反省を口にした。

 立民の獲得議席は22で、改選前と変わらなかった。比例代表の得票は、国民と参政に次ぐ野党3番手。小選挙区を中心に議席を大きく増やした昨秋の衆院選でも比例の得票は横ばいで、停滞の兆候は既に出ていた。

 総会後の両院議員懇談会では、参院選の争点に急浮上した外国人政策で発信が弱かったと問題視する意見が上がり、出席者の一人は「参政党にどう伍(ご)していくのか」と執行部をただした。「SNS戦略が何も変わっていない」とする不満も出た。

 新興政党と比べて規模の大きい立民は、立ち位置や戦略を素早く変えづらい事情を抱える。源流となる民主党は2009〜12年に政権を担った。

 野田氏は公約に掲げた食料品の時限的な消費税率ゼロを遊説先で訴える際、財源に関して「赤字国債を発行しない」と強調し続けた。こうした「責任政党」路線に対し、ある若手は「官僚的だ。今の有権者には響かない」と矛先を向ける。

 懇談会でも、「手取りを増やす夏」を掲げた国民民主、「日本人ファースト」を訴えた参政を念頭に「分かりやすさ」を求める意見が出た。

 野田氏ら執行部に対しては「けじめ」を求める声がある。小沢一郎衆院議員は記者会見し、参院選は「敗北」だと断言。「代表以下の責任は重い」と突き放した。

 野田氏は再生の具体策を示したい考えだが、決定打は見えないのが現状。懇談会の後、幹部の一人は「厳しく受け止める」と語るのが精いっぱいだった。 

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  • 「民主党」の看板掛け替えただけなんだから元々既成政党じゃん。
    • イイネ!24
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