
■MLB ジャイアンツ1ー4パドレス(日本時間12日、オラクル・パーク)
パドレスのダルビッシュ有(38)が敵地でのジャイアンツ戦で今季7度目の登板、6回、84球を投げて、被安打4(1本塁打)、奪三振6、四死球0、失点1(自責点1)。序盤はスプリットが抜けるシーンも見られたが中盤から修正、シンカーで押し込むピッチングも見せて6回1失点で2勝目を手にした。
前回6日のダイヤモンドバックス戦では4回3失点と思うようなピッチングが出来なかった。チームは首位ドジャースを2ゲーム差で追う2位、この日の相手は同地区3位のジャイアンツとなった。
大事なゲームの立ち上がり、ダルビッシュはジャイアンツ打線相手に速いボールで勝負、1番・E.ラモス(25)には全球シンカーでセカンドゴロ、2番・R.デバース(28)はストレートでレフトフライ、3番・W.アダメズ(29)はシンカーでライトファウルフライ、わずか8球で3者凡退。
2回は1死一、二塁のピンチを迎えたが、ギアをあげて7番・P.ベイリー(25)を内角低めのストレートで見逃し三振、8番・C.コス(27)をシンカーでセカンドフライと力で抑え込んだ。
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3回には先頭の9番・D.ギルバート(24)にメジャーはヒットを許したが、1番・ラモス、2番・デバースとしっかり抑えて得点を許さなかった。5回には6番・イ ジョンフ(26)、7番・ベイリー、8番・コスと3者連続三振と左打者へはスプリット、右打者にはスイーパーとシンカー、ストライクゾーンを広く使って圧巻のピッチングを見せた。
ダルビッシュの好投に打線は6回、2死一、二塁から5番・J.メリル(22)がライトへ先制のタイムリー、ダルビッシュを援護した。しかし、その裏、ダルビッシュは2死から2番・デバースにシンカーが甘く入り、左中間スタンドへ23号同点ソロを浴びてしまった。
それでも、パドレスは7回、無死二塁から8番・J.クローネンワース(31)がライトへ勝ち越しタイムリーを放ち、1対2。さらにダルビッシュを好リードしてきた9番・キャッチャーのF.ファーミン(30)がレフトスタンドへ4号ツーランで1対4。ダルビッシュは6回で降板、84球を投げて、被安打4(1本塁打)、奪三振6、四死球0、失点1(自責点1)、ベテランがしっかりとゲームを作った。
ダルビッシュの後は、7回にJ.エストレーダ(26)、8回、M.ミラー(26)、9回はR.スアレス(34)と盤石な中継ぎ陣でリードを守り切り、ダルビッシュは今季2勝目、チームは3連勝で首位ドジャースを追走している。ドジャースとは16日からビジターで3連戦、23日はホームで今季最後の直接対決3連戦と大一番を迎える。
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