今年の夏は、史上最も暑い夏になる可能性が高まっています。8月最後の週末は再び酷暑のピークを迎え、関東でこの時期には初めて40℃の大台に乗るところがあるかもしれません。
夏の空気と秋の空気を分ける前線が北日本付近にかかっています。この影響で、昨夜は青森県で線状降水帯が発生しました。雨のピークを過ぎても土砂災害など注意を緩めないようにしてください。この前線の南側では、夏の主役の太平洋高気圧が勢力をもり返して、夏の暑い空気が充満しています。さらに関東にはこの高気圧の縁を回り、山越えの熱風が吹き降りるフェーン現象がきいて、危険な暑さが続出しそうです。
最高気温は、熊谷（埼玉）で40℃、主要都市でも39℃、38℃と、体温を超えるような暑さが続出するでしょう。東京都心も37℃と猛暑がぶり返す予想です。予想以上に上がり、8月末にして今年最も暑くなる可能性もあります。西日本や東日本だけでなく、仙台でも35℃まで上がる見込みです。東京や仙台などでは、年間の猛暑日最多記録を更新するでしょう。一方、前線の北側の北海道は涼しいくらいの所がありそうです。熱中症警戒アラートが30の都府県に発表されています。引き続き、暑さ対策は怠らないようにしてください。
【きょうの各地の予想最高気温】
札幌 ：24℃ 釧路：20℃
青森 ：30℃ 盛岡：32℃
仙台 ：35℃ 新潟：31℃
長野 ：34℃ 金沢：34℃
名古屋：39℃ 東京：37℃
大阪 ：36℃ 岡山：37℃
広島 ：35℃ 松江：35℃
高知 ：35℃ 福岡：35℃
鹿児島：33℃ 那覇：32℃
天気の急変にも注意が必要です。西日本や東日本を中心に晴れマークが目立ちますが、山沿いを中心に急な雨や雷雨の可能性があります。特に九州北部では道路が一気に冠水するような非常に激しい雨が降るおそれがあります。沖縄も雨や雷雨になり、新潟から北は特に東北の日本海側を中心に雨の降り方に注意が必要です。
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月が変わる週明け以降、天気にも変化が出て、日本海側から雨の範囲が広がるでしょう。この雨で酷暑のピークを過ぎる見込みで、東京も猛暑日から解放されそうです。ただ、関東から西では、まだ35℃以上の猛暑日がほとんどという所もある見込みです。9月に入っても厳しい残暑で、熱中症対策は欠かせないでしょう。
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