
普通の水槽、田んぼの土を入れた水槽、2種類の環境で2カ月間金魚を育てた実験が話題だ。
【写真】田んぼの土を入れた水槽は濁っており、投入後すぐは金魚は見えなった。
実験に用いられたのは、夜店の金魚すくいですくったもの。環境の違う2種類の水槽に3匹ずつ投入し、2カ月間経過したところで成長の差などを比べてみようとの意図で実験はスタート。
結果、普通の水槽では色の薄い個体になり、田んぼの土入り水槽では色が濃く一回り大きい個体になった。ところが動画の最後に「実は柿の葉と赤玉土を入れた水槽でも実験していました」と明かされ取り出された金魚は、ひと際色が濃く大きく成長を遂げており視聴者を驚かせた。投稿したのは、YouTuberの森こんにゃく(@morikonnyaku)さん。実験について話を聞いた。
――実験のきっかけは?
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森こんにゃく:お祭りですくった金魚を、できるだけ早く、大きく元気な固体にしたかったんです。田んぼの土は、以前から生き物を飼育するのに使用していて、水槽に入れると生き物が元気に大きく育つことは経験から分かっていました。
そこで、金魚も元気に大きく育つのではないか?と思ったんです。せっかくなので、普通に飼育するのとどれくらいの差がでるのか検証したいと思い、実験することにしました。
――注意したことは?
森こんにゃく:生き物を実験という行為によって、あるいは自分のミスで死なせてしまわないように気を付けました。どちらも水槽も丁寧に飼育したのですが、夏前に気温の変化が大きく残念ながら1匹づつ死んでしまったのが残念でした。
――結果を受けて
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森こんにゃく:成長や色の濃度に差が出た理由については詳しく分からないのですが、コメント欄で視聴者の皆さんが自分なりの答えを書き込んでくれているのがありがたいです。 田んぼの土はやっぱりスゴイ。今度は柿の葉が金魚にどんな影響を与えるのか試してみたいです。
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コメント欄では「柿の葉のタンニンが金魚の体色に影響を与えたのでは?」「田んぼの方は光が入らないから色落ちしなかった可能性」「田んぼの土にはアスタキサンチンが豊富な微生物や藻が多いので体格と色に差が出たのかも。」など考察コメントと、「理想のお父さん」「子どもさんの理解力がすごい」「結婚したくなった」「すごいね」など、親子で実験する姿に感動した視聴者からも大量にコメントが寄せられてた。これまで知り得なかった親子間での教育が世界中で共有できるようになったのは、YouTubeの功績の一つではないだろうか。
森こんにゃく YouTube
https://www.youtube.com/@morikonnyaku
(まいどなニュース特約・米田 ゆきほ)
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