
真夏の暑さや冷房による冷え、そして忙しい毎日のストレスから疲れが溜まり、気づけば「今日はもう動きたくない…」という日もありますよね。
しかし、何もせずに放っておくと体はどんどん固まり、姿勢が悪化し体形が崩れ、体力も低下します。
女性の体型改善専門パーソナルトレーナーの筆者が、疲れた体を回復させつつ必要な筋肉に刺激を入れる、そしてどんなに疲れてても休みながらできる、回復姿勢ストレッチを紹介します。
腹筋スイッチを入れて腰をほぐそう
日々の疲労が最も現れやすいのは腰。立っていても座っていてもあらゆる場面で体を支えて使っているため、特に硬くなりやすいのです。
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腰が硬くなると、腰痛だけでなく反り腰になり姿勢が悪化し、そのまま体型悪化につながります。ですから、日々のケアで腰が硬くなるのは防いでおきたいところ。
硬くなった腰をほぐし、姿勢を改善するために効果的なのは腹筋スイッチを入れること。腹筋スイッチが入ると、腰の硬さがほぐれやすくなり、よい姿勢も保ちやすくなります。
しかし、疲れているなかでそれぞれに刺激を入れるのはちょっと手間。ですから、今回はやる気0%でもできる、座ったままテレビを見ながらベッドや座椅子の上でできる、回復姿勢ストレッチを紹介します。
腹筋スイッチを入れ、腰をほぐす回復姿勢ストレッチ
腹筋スイッチを入れて、腰をほぐすためには体を折り曲げてしっかりと呼吸をするのが効果的。
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腰を丸めることで疲労した腰・背中をほぐし、しっかりと息を吐くことで腹筋のスイッチをオンにするため、腹筋強化&姿勢改善が叶います。
(1)床や座椅子、マットレスの上などに座り、膝を曲げて、胸を膝に近づけます。
(2)口から息を吐きながら、両手で両足をつかみ、体を曲げられるだけ曲げます。
(3)目一杯体を曲げたら、息を吐き“切り”ます。
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(4)(3)の姿勢をキープしたまま、10呼吸繰り返します。
疲れているなかで、ストレッチや運動を継続するのはとても大変です。しかし、最低限これ一つはやっておけば大丈夫というエクササイズがあれば、少し安心できます。疲れていても、ほんの少しでも自分の体のメンテナンスをしてあげると違いが出ます。ほんのちょっとを積み重ねて、健康的に美しいからだを作り続けましょう。
(パーソナルトレーナー 藤本 千晶)