突然の大雨…車が水没したら?冠水路の走行“危険サイン”は約15cm 知っておきたい対処法 と保険【Nスタ解説】

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2025年09月18日 20:11  TBS NEWS DIG

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TBS NEWS DIG

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三重県・四日市市の地下駐車場が冠水するなど、大雨による被害が相次いでいます。突然の大雨で、もし車が水没したらどうすればいいのでしょうか。

【写真を見る】突然の大雨で車が水没してしまったらどうする?

■水深30cmで走行は可能…でも、“危険なサイン”は約15cm 

井上貴博キャスター:
突然の大雨で、車が水没したらどうすべきなのでしょうか。

電気自動車(EV)、ハイブリッド車(HV)、ガソリン車が冠水した道路を走行した場合どうなるのか。走行テストではこのようになりました。

【水深30cmを時速30kmで走行】
・すべての車が走りきることに成功
・ただし、ガソリン車では足元から若干の水が入る

【水深60cmを時速40kmで走行】
▼ガソリン車
・即座にエンジンが停止し、警報灯が点灯
・車内にも水が浸入
・窓やヘッドライトは正常に作動
・ドアの開閉は水圧により、通常の約5倍の力が必要

▼ハイブリッド車
・走りきることに成功
・複数の警告灯が点灯
・走行後にエンジンが停止

▼電気自動車
・走りきることに成功
・複数の警告灯が点灯

水中で車が止まってしまい、ドアが開かず脱出できない際には、窓を割り脱出するためのハンマーなどがあると良いそうです。また、シートベルトのカッター付きのハンマーなどが売られているので、一つ持っておくと良いでしょう。

また、道路が冠水した際、車の運転の“危険なサイン”について、JAF交通環境部の担当者によると「冠水時の目安として路面標示が見えなくなったら危険」だということです。

理由としては、▼マンホールや側溝の蓋が外れていても気づかない、▼路面標示というのは約15cmの冠水で見えなくなる、このようなことが挙げられます。

また、アンダーパスなどは周囲より低い場所となるので、安易に侵入せずに迂回をするようにして下さい。

■水没した車は修理で直る?

車が水没してしまった場合、どう対処すべきなのでしょうか。防災アドバイザーの野村功次郎さんに聞きました。

【エンジンを再始動はNG】
・電気系統がショートしていた場合、バッテリーが爆発・発火の恐れ
・エンジンをかけずにJAFやメーカーなどに相談

【修理で直る?】
・床下浸水:部品交換などで修理できる可能性あり
・床上浸水:修理が難しい場合が多い

また、「エンジンがかからない」とJAFに電話をする際には、「電気系統までやられてしまっているかも」など具体的に伝えると良いそうです。具体的に伝えると、その後の対処も早くなるそうです。

補償について、物損・人身事故に対する保険は入っていると思いますが、車が水没してしまった際の補償はどうなるのでしょうか。

【自賠責保険】(加入は義務)
・水害の補償なし
・人身事故による対人賠償のみ

被害者をどう守るのかという観点が自賠責保険です。

【車両保険】(任意で加入)
・水害補償あり※津波・地震時の水没は対象外が多い
・保険会社、契約内容により異なる

もちろん保険のプランにより変わりますが、車両保険に加入しておくことで、水害にも備えることができます。しかし、任意の車両保険は加入率が47.2%と5割切っています(損害保険料率算出機構より)。

もし、水害に備えるのであれば、こういったところも確認をしていただければと思います。

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このニュースに関するつぶやき

  • 僕が知ってる限り、半径10キロ以内に水没する町内が3か所あります!��友達の家は2回も浸水しました���ä���������������ӻ�����我が家は高台で良かった��ʥѡ������Ԥ��Ԥ��ʿ�������
    • イイネ!2
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