
【写真】16年前と思えぬ美しさ 『アバター』(2009)
人類史上最高映画『アバター』の続編『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』は当時全世界歴代興行収入第3位に位置付けていた『タイタニック』を抜き、新たに同ランキングの3位を更新。その結果、第4位に位置付けた『タイタニック』を含め同ランキングのトップ4のうち3本をキャメロン監督作品が独占するという前人未到の偉業を達成した。
そんな彼は続編の製作について「前作を体験した観客に支持された点を踏襲しながらも、期待を裏切り、意表を突くものにすることが大切だと考えています」と、その秘けつを語る。
さらにキャメロン監督は『アバター』の公開後に制作チームの主要人物を集め、作品の中で何がうまく機能しどうすればさらに向上させられるかについて話し合ったという。『アバター』の製作をやり遂げ続編の構想が広がり始めたことを受け、公開からわずか2ヵ月後というスピード感で行われたこの会議から生み出された考察をもとに、続編へとつながる数々のアイデアが誕生していった。
キャメロン監督はこの会議について「これをやっていなかったら、『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』を作るのは不可能だったでしょうね」と振り返っている。
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そんなキャメロン監督は『アバター』シリーズ以前から大ヒットとクオリティを兼ね備えた続編を生み出してきた。
その1つはSF映画の金字塔として位置づけられる『エイリアン』の続編である『エイリアン2』。前作を監督したリドリー・スコットから監督を引き継いだキャメロン監督はこの作品で世界観やキャラクターはそのままに、アクション要素をより押し出したものとして製作。映画は全世界で約1億3000万ドルの興行収入となりアカデミー賞では7部門にノミネートされるなど前作を大きく上回る記録を打ち立てた(数字は Box Office Mojo調べ)。
そしてもう1つの記録的な続編作品が『ターミネーター2』。アーノルド・シュワルツェネッガーが主演を務め未来から送り込まれてくる機械と、人間との戦いを描くSFアクション大作の2作目。
前作で悪役だったアーノルドを人間の味方として登場させ、機械と人間との生命を超えた友情も描いたシリーズ屈指の人気と評価を誇っている。
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映画館での最高の映像体験を常に追求し実現しながら、普遍的テーマの先にある人々を魅了するオリジナリティ溢れる物語を描き、全世界に届け続けるジェームズ・キャメロンが創造する世界、そして紡がれる壮大なドラマに注目したい。
映画『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』は、12月19日より日米同時公開。映画『アバター』は9月26日より、『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』は10月3日より、各作品1週間限定で3D上映。