「ズームイン朝」のウィッキーさん「TOEIC」英会話イベント「ハブ・ア・ナイスデー」で締め

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2025年09月29日 18:18  日刊スポーツ

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サプライズのバースデーケーキに感激するウィッキーさん

日本テレビ朝の情報番組「ズームイン!朝!」の「ワンポイント英会話」でおなじみだった、アントン・ウィッキーさん(89)が29日、都内で「10月19日の『TOEIC』の日に向けて実施する特別企画『RESTART with TOEIC®Tests』」に参加した。セイロン(現スリランカ)生まれのウィッキーさんが道行く人に突然英語で話しかけてドキッとさせる「ワンポイント英会話」は1979年3月の番組スタート時から93年4月まで丸14年、3500回も続いた名物コーナーだった。


TOEIC(国際コミュニケーション英語能力テスト)は英語によるコミュニケーションとビジネス能力を検定するための試験。この日は、ウィッキーさんが4人の参加者と英会話でコミュニケーションを取った。


ウィッキーさんは「ゆっくりしゃべってください。ファーストネームで呼びます。私たちは友達になれます。私はアントン。ウィッキーです。本当の名前は、すごく長いです」と分かりやすい英語で話し始めた。


そして「私はすごく小さな島国セイロンで生まれました。インドの南の方にある、知っていますか。日本の佐渡島、淡路島、北海道くらいかな。英国連邦に所属して、英語が国語です。私が日本に来た時は、英語をしゃべる人はほとんどいませんでした。私は海で泳ぐのが好きで、スキュバーダイビングをやっています』と自己紹介した。


そして参加者に対して「あなたのことをしゃべってください。もっと笑って、心配しないで。考えすぎずに交流してください。私も日本のラジオを聞いて、最初は分かりませんでした。でも、毎日聞いていたら、少しずつ理解できるようになりました。若山弦蔵のラジオを聞いてました」と話した。


ここでサプライズで「ハッピー・バースデイ・トゥー・ユー」の曲が流れて、3日前の26日に89歳の誕生日を迎えたウィッキーさんの前にケーキが置かれた。ろうそくの火を吹き消し「びっくりした。サンキュー・ベリー・マッチ」と笑顔を見せた。


参加者との会話を終えて、「ズームイン!朝!」の決めポーズ「ズームイン!」で記念撮影に応じ「最近の日本人は、本当に英語がうまくなった。でも、本当の意味が分からなくて、間違った使い方をしていることもある。『チャレンジ』というのは戦いの挑戦で、いい意味では使わない。その時は『トライ』」と話した。


今回のテーマは「RESTATRT」。89歳になったウィッキーさんは「毎朝、RESTARTしている。朝起きてベッドから起きる前に、前の日のことを頭の中から消す。そして今日やりたいことを考える。それが10分間。これを90歳まで続けたい。だから、あと1年」と笑った。


健康法は「ズームイン!朝!」のレギュラーを務めていた頃から「週に2日半は食事をしない。木曜、金曜と土曜の半ばまで。この歳になって、2日半はきついんじゃないかと言われるけど、他人に勉強しろと言いながら自分は何も鞭(むち)を使わないはいけない。だから自分への鞭です」。現在も、各地で英語を教えている。「今までは週に7日間、仕事をしてきた。それも90歳までね(笑い)。だんだん体がきつくなってきたけど、楽しみにしてやっている。教えるのは好きだから。ただ、移動がきつくなってきたね」と話した。


そして最後は「ハブ・ア・ナイスデー」と「ズームイン!朝!」時代の決めぜりふで手を振った。


◆アントン・ウィッキー 1936年9月26日、セイロン(現スリランカ)のコロンボ生まれ。セイロン大卒業後、米カリフォルニア大留学を経て、61年に文部省の国費留学生として来日。東大大学院で海洋生物学を学び、69年に博士号取得。79年3月から93年4月まで、日本テレビ「ズームイン!朝!」の「ワンポイント英会話」に出演。奥羽大、島根県立大などで教壇に立った。168センチ。血液型B。

このニュースに関するつぶやき

  • かなり前仕事で忙殺されているZ世代にウィッキーさんのモノマネで効果音を口で出し、ハバナイスデー、イマオジカンヨロシイデスカーと足を止めたら半ギレされた。ウィッキーさんにキレるとは何事だよ
    • イイネ!2
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