会談に臨む立憲民主党の笠浩史(中央)、日本維新の会の遠藤敬(左)、国民民主党の古川元久の各党国対委員長=30日午後、国会内 立憲民主、日本維新の会、国民民主3党の国対委員長は30日、自民党総裁選(10月4日投開票)を受けた臨時国会での首相指名選挙について、野党の協力は困難だとの認識で一致した。衆参両院で多数を占める野党の対応が割れることで、新首相には自民新総裁が選出される見通しとなった。
政府・与党は、石破茂首相の後継を選ぶ臨時国会について、10月14日以降に召集する方針。新総裁の意向も踏まえて国会日程を決める。今後、自民による連立枠組み拡大の成否が焦点となる。
立民の笠浩史、維新の遠藤敬、国民の古川元久の各国対委員長は30日、首相指名選挙への対応などを巡り国会内で会談。笠氏は立民の野田佳彦代表への投票は呼び掛けず、遠藤、古川両氏も3党の対応一本化は難しいとの認識を示した。
首相指名選挙を巡っては、野田氏が野党結集を呼び掛けてきた。しかし、笠氏は記者団に「各党の考え方があり、短期間で埋めるのは難しい」と説明した。