日本の排他的経済水域(EEZ)内で、パイプのようなものを海中に延ばす中国調査船=2日午前、鹿児島・奄美沖(第10管区海上保安本部提供) 第10管区海上保安本部(鹿児島市)は2日、鹿児島県・奄美大島の西約385キロの日本の排他的経済水域(EEZ)内で、中国の海洋調査船「向陽紅22」がパイプのようなものを海中に延ばしているのを確認したと発表した。
この調査船が奄美沖のEEZ内で活動を行うのは、先月28日、30日、今月1日に続き4度目。
同保安本部によると、2日午前7時55分ごろ調査船の活動を確認した。海保などは、海洋調査を行っている可能性が高いと判断。巡視船が「日本の同意のない調査は認められない」と無線で中止要求を行っていたところ、午後3時すぎに地理的中間線を西側に通過し、EEZを離れた。