自衛隊殉職隊員追悼式で追悼の辞を述べる石破茂首相=11日午前、防衛省(代表撮影) 自衛隊の殉職隊員追悼式が11日、防衛省で営まれた。遺族や政府関係者ら約300人が参列。石破茂首相は追悼の辞で「自衛隊員は防衛力の最大の基盤。殉職した隊員の遺志を受け継ぎ、国民の命と平和な暮らしを守るため全力を尽くすことを固く誓う」と語った。
昨年9月からの1年間に公務災害による死亡が認定され、新たに慰霊碑に奉納された隊員は計30人。陸上自衛隊13人、海上自衛隊10人、航空自衛隊6人、東北防衛局1人で、5月に起きた空自練習機「T4」墜落事故の搭乗員2人も含まれる。
自衛隊の前身の警察予備隊が1950年に発足して以降の殉職隊員の累計は2142人となった。

自衛隊殉職隊員追悼式で献花に向かう石破茂首相(中央)=11日午前、防衛省(代表撮影)

自衛隊殉職隊員追悼式で追悼の辞を述べる石破茂首相=11日午前、防衛省(代表撮影)

自衛隊殉職隊員追悼式で献花する石破茂首相=11日午前、防衛省(代表撮影)