配給会社代表が明かす「ヒグマ!!」公開延期の背景「すべてのアクションが繊細であるべき」

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2025年10月26日 17:52  日刊スポーツ

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日刊スポーツ

映画「ヒグマ!!」公式Xから

映画の宣伝・配給などを手がける企業「NAKACHIKA PICTURES」代表の小金澤剛康氏が26日、X(旧ツイッター)を更新。映画「ヒグマ!!」の公開延期を決断した心境を明かした。


「ヒグマ!!」は、俳優鈴木福(21)が主演を務める、ヒグマを題材としたスリラー映画。11月21日から公開予定だったが、国内でクマ被害が相次いでいることを受けて、公開延期が発表された。


「NAKACHIKA PICTURES」代表の小金澤氏は、あらためて背景を説明するとして自身のXを更新。「本作を観ながら現実の事象に悩み苦しむような状態を作りたいわけではありません。またその憂慮のウェイトをあげたいわけでもありません。本作をとにかくエンターテイメントとして、映画館で安心して堪能していただきたいと思っています。その上で現実に起こりうる闇バイトへの対策や熊被害にあわれた方々への祈りも伝播してほしい、そう願ってもいます」と作品への想いをつづり、「だからこそ本作におけるすべてのアクションが繊細であるべきだと考えています」と断言した。


延期によってスケジュール調整など多大な影響が出ていることは認めつつ、「今回の判断は、それをもってしてもまずはお客さま、そして興行各社様、タイアップ先様、キャストの皆さまがエンターテイメント傑作として自信を持って本作を推奨していただくための環境整備を優先したとご理解いただければ幸いです」と理解を求めた。「熊による被害、その規模や緊張感は日々報道で触れる通りです。被害にあわれた方々には心よりお見舞い申し上げます。繰り返しになりますが私たちはこういった事件や被害がなくなることを願ってやみません」とクマ被害に苦しむ人々の感情をおもんぱかり、「また、本作の11月公開を心から楽しみにされていた皆様には改めてお詫び申し上げます。SNSでも期待の声のひとつひとつに私たちは力をもらっています。とても嬉しいです。本当にありがとうございます」と映画ファンへの謝罪と感謝を述べている。

このニュースに関するつぶやき

  • 津波なんて普通の言葉なのに、デリケートなワードとして扱われるようになったし、サザンのtsunamiも歌われなくなった。配慮するのもいいけど配慮の度がすぎてるんだよな
    • イイネ!11
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