画像提供:マイナビニュースペットラインは10月30日、「全国猫勢調査」の結果を発表した。調査は2025年8月22日〜8月25日、20歳以上の猫飼育者3000名を対象にインターネットで行われた。
○約8割の飼い主が"食"に出費集中
猫を飼っている3,000人を対象とした調査では、飼育頭数の平均は1.69匹で、一番多くて10匹飼っていると回答。また、猫を迎えたときの年齢は75.4%が生後半年以内と、子猫から育てるケースが主流であることがわかった。
さらに今回の調査では、猫関連の出費の中で「おやつ・キャットフード」が圧倒的に高い割合を占めることが判明。約8割が毎月もっともお金をかけていると回答し、「食」に費用を優先していることが明らかになった。
続く支出は「医療費」(予防薬、ペット保険料を含む)、「トイレ用品」などとなり、"猫の食生活"が飼い主の家計において最重要項目であることが浮き彫りとなった。
これらの結果から、「飼い主が日々の食事を通して猫の健康を守りたい」という意識が強まっていることがうかがえる。背景には、「愛猫には健康で長生きしてほしい」という思いがあると考えられる。
○「うちの子の性格を理解している」飼い主8割超
昨年同様8割以上の飼い主が「猫の性格を理解できている」と回答した。「ツンデレ」と言われがちな猫だが、むしろ「実は相思相愛」な存在であることが浮き彫りとなった。 また、「しっぽで返事をする」「おやつの場所をすぐ覚える」など、猫を飼って初めて知った「猫の賢さエピソード」も上位に。猫との暮らしは、理解し合える深い関係へと進化していることがわかった。
○半数以上が「猫中心の生活」
昨年に引き続き、2人に1人が、猫を飼い始めてから自分の生活が猫中心の生活になっていることも明らかになった。また猫との生活について行った調査では、「猫を飼ってから、インドア派になった」「猫を飼ってから、生活リズムに変化があった」と回答した人は、昨年よりもやや増加していることもわかった。さらに、「猫のために家を空ける時間を短くしている」人は67.7%、「睡眠時に気をつかって寝返りを控えたことがある」人は51.7%と、生活そのものが愛猫を中心に回っている様子も判明した。
○約4割の飼い主が猫の体型を気にしている
「猫を飼ってから出費が増えた」と実感する飼い主は約7割と多く、特にフード選びに悩んだ経験を持つ人は過半数にのぼった。
愛猫の体型について行った調査では、96%の人が気にかけていると回答した一方で、「少し太り気味」「少し痩せ気味」と回答した飼い主が約4割いることが判明した。
特に、「少し太り気味」だと感じている飼い主のうち、63.3%が「低脂肪」フードに対して「魅力的」「やや魅力的」とポジティブな回答をしたことから、「低脂肪」フードが太り気味な猫に関心があると感じている人が多いことがわかる 。体型や健康維持を意識してフードを選ぶ傾向が見られ、"猫中心ライフ=食と健康に投資する暮らし"であることが浮き彫りになった。
○「愛猫の名前ランキング」TOP10
愛猫の名前を調査したところ、名前の種類は約2300種類も見受けられた。その中でも最も多かった名前は、毛色が黒を連想させるような「くろ」が1位になった。続いて、かわいらしく、やわらかい響きの「もも」、「みー」がランクイン。また、1位同様に毛色や毛の模様をイメージするような「れお」「とら」もランクインした。
ランクインしている名前はどれも2文字で、呼びやすい2文字ネームがブームになっていると推測できる。(Yumi's life)