豪華な海賊船のセットが並び、これまでの公演の歴史が映し出される。「ハルカナ約束」をアカペラでワンフレーズ歌唱したあと、上田竜也が「野郎ども!最後の出航だぁー!!」と放ち、「GOLD」で幕開け。冒頭からKAT-TUNらしさ全開のステージが火を噴き、会場を熱狂の渦に包み込む。「WILDS OF MY HEART」「青天の霹靂」などをムービングステージで駆け抜け、「SHE SAID...」では中丸雄一が「今日は特別な日です!KAT-TUN史上最高な日を作ります!よろしく!」、亀梨和也が「俺らと最高の歴史を作るぞ!」と叫ぶ。モニターの数字が“2004年”で止まると、「KAT-TUN Live 海賊帆」(2004〜2005)を彷彿とさせるセットリストが続く。そして数字は“デビュー日”へと移り変わる。「Real Face」では6人時代の音源を使用し、空いたポジションにもメンバーカラーの光が灯る。赤のライトのもと、背中を合わせるように歌う亀梨の姿に、まるで6人がそこにいるかのような幻を見たファンも多かった。デビュー前の未公開映像を経て、しっとりと響く「僕らの街」。時の流れとともに、確かに刻まれた歴史が会場を包んでいた。
アンコールでは「ノーマター・マター」「KISS KISS KISS」で笑顔と感謝を振りまき、「Will Be All Right」をアカペラで目を合わせながら歌う。中丸が亀梨にじゃれ合う姿に、客席から温かい笑みがこぼれる。「Peacefuldays」で大きなコールを浴びて一層輝きを増した3人は「ハルカナ約束」を歌い上げた。家族やスタッフやファン、そして機材に感謝するユーモアを交えながら、亀梨は「一緒に歩んでくれたメンバー3人にも大きな拍手!」とコメント。中丸は「ありがとな〜どこかいるっしょ?」と会場を見渡していた。
そして、3人と観客が手をつなぎ、亀梨の「We are!」の声に合わせて「KAT-TUN!」と全員が叫ぶ。大輪の花火が夜空を彩る中、最後の楽曲「Real Face#2」が響き渡る。火花と特効の激しい宴の後、笑顔と涙とともに、海賊船は静かに崩れていった。シングル全51曲披露し、3万人を動員した『Break the KAT-TUN』。燃え尽きるように、駆け抜けた伝説の航海は、永遠の光を残して幕を下ろした。(modelpress編集部)
〜OVERTURE〜 01 GOLD 02 WILDS OF MY HEART 03 青天の霹靂 04 SHE SAID... 05 Le ciel 〜君の幸せ祈る言葉〜 06 DRIVE ME DRIVE ON 07 FIGHT ALL NIGHT 08 Red Sun 09 Real Face 10 SIGNAL 11 RESCUE 12 Love yourself 〜君が嫌いな君が好き〜 13 ONE DROP 14 喜びの歌 15 僕らの街で 16 Going! 17 In Fact 18 不滅のスクラム 19 RUN FOR YOU 20 FACE to Face 21 ULTIMATE WHEELS 22 UNLOCK 23 TO THE LIMIT 24 YOU 25 White X’mas 26 EXPOSE 27 CHANGE UR WORLD 28 WHITE 〜MC〜 29 CRYSTAL MOMENT 30 Dead or Alive 31 TRAGEDY 32 EUPHORIA 33 BIRTH 34 Ask Yourself 35 We Just Go Hard feat. AK-69 36 LIPS 37 Keep the faith 38 PERFECT 39 NEVER AGAIN 40 DON’T U EVER STOP 41 Roar 42 PRECIOUS ONE
<ENCORE> 43 ノーマター・マター 44 ゼロからイチへ 45 KISS KISS KISS 46 ど〜にかなるさ 47 HEARTBREAK CLUB 48 Will Be All Right 49 Peacefuldays 50 ハルカナ約束