川崎フロンターレは17日、DF車屋紳太郎の今季限りでの現役引退を発表 [写真]=Getty Images 川崎フロンターレは17日、DF車屋紳太郎が今シーズン限りで現役を引退することを発表した。
1992年4月5日生まれの車屋は現在33歳。サイドバックとセンターバックの両方でプレーできるディフェンダーは、筑波大学在籍中の2014年に特別指定選手として川崎フロンターレに加入した。翌年に正式入団した後は、“ワン・クラブ・マン”として在籍12年でクラブ公式戦通算340試合に出場し11得点を記録。4度のJ1リーグ優勝を始めとする計10タイトル獲得に貢献するともに、自身もリーグのベストイレブンを2度受賞した。また、日本代表では通算4キャップを保持している。
今シーズンはここまで公式戦3試合の出場にとどまっていた車屋。シーズン終了後の現役引退に際して、クラブ公式サイトにてコメントを残している。
「2014年に特別指定選手としてフロンターレに加入してからの12年間、たくさんの応援をありがとうございました。川崎フロンターレでプロとしてのキャリアを始められたことを、今あらためて誇りに思っています。ここ数シーズン、ピッチでなかなかチームの力になれず苦しい時間が長く続きました。どこかで区切りをつけなければいけない―― その思いが強くなり、この度引退という決断に至りました」
「プロサッカー選手としての時間をこのクラブ一筋で過ごし、最後はフロンターレで終わりたいという思いが強かったです。 フロンターレで過ごした日々には、良いときも悪いときもありましたが、どんなときも温かく応援してくれたファン・サポーターの皆さんには感謝しかありません。多くのタイトルを仲間と共に勝ち取れたこと、そしてチームの歴史が変わる瞬間に立ち会えたことは、自分にとってかけがえのない財産です。今シーズンも残り約3週間、フロンターレの一員としてサッカーができる時間を楽しみたいと思います。これまで、どんな時も支えてくださったフロンターレサポーターの皆さん。ACLや代表選出時など、国内外を問わず応援してくださったすべての方々。そして、これまでのサッカー人生に携わってくださった皆様に、心より感謝しています。12年間、本当にありがとうございました」