衆院予算委員会に向かう高市早苗首相=11日午前、国会内 時事通信が5〜8日に実施した12月の世論調査によると、高市内閣の支持率は59.9%だった。政権発足直後の支持率として1960年以降で2番目の高さだった11月の調査から3.9ポイント低下した。不支持率は13.6%だった。
支持する人が挙げた理由(複数回答可)は「リーダーシップがある」が26.4%で最多。「首相を信頼する」20.3%、「印象が良い」18.2%、「政策が良い」12.5%などと続いた。支持しない人の理由(同)は「信頼できない」5.3%、「期待が持てない」4.9%などだった。
2025年度補正予算案に子ども1人2万円の給付や冬場の電気・ガス料金補助が盛り込まれたことへの評価を聞くと、「評価する」の58.4%が「評価しない」の22.1%を大きく上回った。支持政党別で見ると、「評価する」は立憲民主党支持層でも46.7%に上った。
衆院解散・総選挙はできるだけ早期に行われる方がいいと思うか尋ねたところ、「思う」は19.1%にとどまった。「思わない」は45.7%だった。「思う」は自民党支持層で20.3%、日本維新の会支持層で14.6%だった。
政党支持率はトップの自民が前月比0.9ポイント減の20.9%。立民は同0.4ポイント増の4.0%で、5カ月ぶりに野党首位に返り咲いた。維新と公明党が3.6%で並び、以下、国民民主党3.4%、参政党3.0%、共産党0.9%、日本保守党0.9%、れいわ新選組0.7%、チームみらい0.4%、社民党0.2%だった。
調査は全国の18歳以上の2000人を対象に個別面接方式で行った。有効回収率は56.6%。