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ドジャース山本由伸投手(27)が3月に開催されるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に参戦することが12日、明らかになった。日米の球界関係者の話を総合すると、ド軍からは既にWBC参戦を表明している大谷翔平投手(31)と山本が登録メンバー入りし、佐々木朗希投手(24)は外れる見込みとなった。他にもメジャーリーガー勢は今永昇太投手(32)、菅野智之投手(36)、鈴木誠也外野手(31)ら多くが出場に意欲を示しており、連覇へ向けた強力陣容が整いつつある。
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最強の侍戦士たちのメンバーが徐々に浮かび上がってきた。ワールドシリーズMVP右腕・山本のメンバー入りが決まった。米フロリダ州オーランドで開催されていたウインターミーティングでは、ドジャースのロバーツ監督が「制限などについては話し合わなくてはいけない。長いシーズンを戦ってきて、特にヤマモトは26年シーズンを見据えないといけない。まだ明確には決まっていない」と慎重な姿勢だったが、出場の方向で固まったようだ。
すでに出場が発表されている大谷とともに、世界とも引けをとらない2大スターの存在は連覇を狙う上で大戦力となる。一方で佐々木の不出場も決定。今季の負傷離脱や契約などの影響から判断されたとみられる。
大谷、山本に続くように多くのメジャーリーガーが続々と参加を決断する可能性は高い。日米球界関係者の話を総合すると、菊池雄星、鈴木誠也、菅野智之、今永昇太、千賀滉大、松井裕樹らが最終候補に入っているとみられ、順当にいけばメンバー入りすることになりそうだ。
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メンバー構成について井端監督は投手15人、捕手3人、野手12人と明かしており、先発投手は第2先発を合わせて8人を想定。大谷の投手起用は不透明だが、エース候補の山本に加え、菊池、菅野、今永、千賀らと豪華メジャーリーガーぞろいの先発陣が形作られることになる。野手でも前回大会で無念の負傷によって辞退した鈴木が出場に意欲を示しており、残るはMLB側からの返答次第で正式決定となるようだ。
ピッチクロックやピッチコムなど、NPB選手が不慣れなルールにすでに適応しているメジャーリーガーたちの参戦の影響は大きい。日米を知り尽くしたベストメンバーで、世界一連覇へ全力を尽くす。
◆山本の前回大会 オリックス時代の23年、第5回大会に出場。1次ラウンドの3月12日オーストラリア戦(東京ドーム)に先発し、4回を被安打1、打者13人から8三振を奪い、無失点で勝利投手。この試合では大谷が先制3ランを放った。準決勝のメキシコ戦(同20日=ローンデポパーク)では先発佐々木を救援する2番手で登板し、3回1/3を2失点だった。山本は19年プレミア12、21年東京五輪でも優勝に貢献しており、主要国際3大会で通算23回2/3、36奪三振、自責点5、防御率1・90の好成績。
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