今日15日 北海道と東北は午前を中心に荒天 関東以西は広く晴れるが風が冷たい

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2025年12月15日 06:06  日本気象協会

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今日15日は、北海道と東北は午前を中心に荒れた天気で、大雪や暴風雪も。関東から西では太平洋側ほど広く晴れるが、冷たい北よりの風が強めに吹く。

北海道と東北 大雪や暴風雪による交通の乱れに警戒

北日本付近で低気圧が発達中。北海道では広い範囲に活発な雪雲がかかり、遠軽町白滝で3時間降雪量が37センチ(午前3時まで)に達するなど、東部を中心に大雪となっています。風も強く、釧路市では未明に20.8m/sの最大風速を観測。何かにつかまらないと立っていられないほどの状況です。また、秋田空港や宮城県名取市で風速が20m/s前後に達するなど、東北も風が強まり、局地的に雨や雪が強まっています。

北海道と東北は、日中も断続的に雪や雨。
ピークは昼前までで、北海道では短い時間で積雪が急増する所があるでしょう。24時間降雪量(明日16日6時まで)は、多い所で40センチと予想されています。降るのは湿った重い雪。電線が切れるなどして、停電が発生することも考えられます。東北では、北部の沿岸を中心に雨が強まるでしょう。これまでの雨や地震によって地盤の緩んでいる所があり、土砂災害に注意が必要です。
風の強い状態も続きます。午前をピークに夕方にかけて、暴風や暴風雪に警戒が必要です。中でも北海道の東部では、車が埋まるほどの大きな吹きだまりが発生し、運転が困難になるリスクもあります。
北海道、東北ともに、交通の乱れが拡大する恐れがありますので、いつもより時間に余裕をもって、慎重な行動を心がけてください。

北陸は雨が降ったりやんだりで、山沿いは雪。局地的に雷を伴い降り方が強まるでしょう。風も強まり、沿岸の海域では夕方にかけて高波に警戒が必要です。
関東甲信と東海は、山沿いの一部で雪。平地は晴れるでしょう。
近畿から九州も日差しが届きます。ただ、日本海側の所々に雨雲や雪雲がかかるでしょう。
沖縄はおおむね晴れそうです。

雪道運転 万が一に備えて

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雪道運転をする場合、立ち往生など万が一に備えて、次のものを用意しておくと安心です。
(1)防寒着やカイロ、毛布など暖をとるもの
暖房がとまってしまった際の車内温度の低下に備えましょう。
(2)飲料水や非常食、モバイルバッテリー、簡易トイレ、懐中電灯
長時間、車内で過ごすことや夜間のトラブルを想定して準備しておきましょう。
(3)ブースターケーブル、 牽引ロープ、タイヤチェーン
バッテリー上がりの際に使用するブースターケーブルや発進不能になったときの脱出に役立つ牽引ロープもあると良いでしょう。スタッドレスタイヤだけでは対処しきれないほどの積雪にも対処するため、タイヤチェーンもあると役立ちます。
(4)軍手、ゴム手袋、長靴、スコップ
除雪ができるものを準備しておきましょう。マフラーが雪に埋まると排気ガスが車内に逆流し、一酸化炭素中毒を起こすおそれがあります。

雪道を運転する際は、もしものときに役立つグッズをクルマに積んでおくようにしてください。加えて、出かける前に燃料が十分にあることを確認しましょう。ただし、気象情報や交通情報を確認し、大雪や猛吹雪が予想される場合は、外出の予定を変更したり、移動手段を変更したりすることも検討してください。

季節風が強まる 体感温度が低下

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最高気温は、全国的におおむね平年並みの予想です。

北海道は3℃前後の所が多く、東北北部は5℃前後、東北南部と北陸は6℃から9℃くらいでしょう。
関東から九州は13℃前後の所がほとんどで、沖縄は20℃前後の見込みです。

関東をはじめ、昨日(14日)より高い所もありますが、全国的に北または西よりの冷たい風が吹きます。晴れのエリアでも、マフラーや手袋などが活躍しそうです。

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  • 朝0530から除雪。みぞれ混じりで重い雪。朝で一日分の体力を使い果たした。
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