グランギニョル、活動終了発表 ビジュアル系バンド「グランギニョル」が17日、公式Xを通じて活動終了を発表した。同バンドをめぐっては、太平洋戦争時、沖縄戦に動員された『ひめゆり学徒隊』の写真をライブの宣伝に使い、SNS上で批判の声が上がっていた。
【写真】グランギニョルが掲載した発表全文 同バンドは12月10日〜12日に沖縄・那覇市内で開催する公演の宣伝の際、生徒の顔写真に加工を画像をSNS上に投稿したことなどが大きな批判を浴び、12日の公演は中止となった。翌13日には公式SNSで「沖縄の歴史について学ばせていただいた上で、ライブコンセプトの一部として表現に入れた」「「沖縄の歴史を侮辱する意図はない」などと釈明。そして当面の間、バンドの活動休止を発表していた。
そんな中、17日に同バンドは公式Xにお知らせ文を掲載。「私たちの沖縄でのライブにおける表現および、SNSに投稿した写真に関し、多くの方々に多大なご迷惑と深い苦しみを与えてしまったことを、心よりお詫び申し上げます。表現者としての判断、配慮、認識のすべてが未熟であり、決して許されるものではありませんでした」と謝罪した上で、「私たちの活動は本日をもって終了することを決定いたしました」を発表した。
またバンドとして、沖縄・ひめゆり平和祈念資料館へ直接謝罪したことを報告。「ひめゆり学徒隊という極めて重く、沖縄の地に今も続く大切な記憶をコンセブトとして扱ったことで、ご遺族の方々、沖縄の皆様をはじめ、多くの方の心を傷つけてしまったことを、重く受け止めております」とし「表現者としての判断、配慮、認識のすべてが未熟であり、決して許されるものではありませんでした」とつづった。
続けて「今後、同様のことが二度と起こらぬよう、表現に携わる立場としての責任と向き合い続けてまいります」と記した。