クリスマスイヴは全国的に雨や雪 年末にかけて気温の変化は大きい 2週間天気

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2025年12月20日 05:54  日本気象協会

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日本気象協会

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この先は短い周期で天気が変化し、クリスマスイヴやクリスマスは全国的に雨や雪が降るでしょう。年末年始は比較的穏やかな天気で、初日の出も見える所が多くなりそうです。ただ、日々の気温の変化が大きくなるため、体調管理には注意が必要です。

1週目(21日〜27日):イヴからクリスマスは広く雨に

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2025年もあと10日ほどとなりました。年末から年始にかけての天気や気温を詳しく解説いたします。

この先は、2日〜3日の短い周期で天気が変化するでしょう。明日21日(日)は、日本列島を寒冷前線が通過し、大気の状態が非常に不安定になる見通しです。沖縄や九州から北海道の広い範囲で雨が降り、雷雨や激しい雨が降る所もあるでしょう。落雷やひょう、竜巻などの激しい突風にもご注意ください。北海道では、はじめは雨の所も雪に変わる見通しです。

22日(月)になると、前線は日本の東に進み、天気が回復する所が多くなるでしょう。北陸から北の日本海側では寒気や湿った空気の影響により、雪や雨の降る所がありそうです。

23日(火)も高気圧に覆われて晴れる所が多いでしょう。ただ、天気の変化は早く、湿った空気が流れ込む西日本の太平洋側では午後は雨の降りだす所がありそうです。

24日(水)〜25日(木)のクリスマスイヴとクリスマスは、低気圧や前線が日本列島を通過するでしょう。そのため全国の広い範囲で雨や雷雨となりそうです。暖気が流れ込むため、北日本でも雨の所が多くなるでしょう。ホワイトクリスマスになるのは一部に限られそうです。

26日(金)と27日(土)は、冬型の気圧配置になるでしょう。日本海側ではスッキリしない天気で、雪や雨の所が多くなりそうです。太平洋側は広く晴れますが、一部に雨雲や雪雲が流れ込むでしょう。

気温も、寒気や暖気が交互に日本列島に流れ込むため、変化が大きくなりそうです。明日21日(日)の最高気温は仙台19℃、東京で18℃、新潟、名古屋、大阪15℃と平年を大きく上回りそうです。ただ、翌日22日(月)は仙台は7℃、新潟で6℃予想と、ガクッと下がるでしょう。寒暖差が大きくなるため体調管理にはご注意ください。東京も15℃近い日がある一方、10℃に届かない日もあるでしょう。札幌も26日(金)〜27日(土)は真冬日(1日を通して気温が0℃未満)の予想です。

2週目(28日〜2026年1月2日):年末年始の天気は? 初日の出は見える?

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年末年始の天気は、冬型の気圧配置は長続きしませんが、北日本を中心に気圧の谷や寒気の影響を受けるでしょう。日本海側では雪や雨の日がありそうです。北日本では大雪や吹雪になることもあるでしょう。交通機関が乱れる可能性もあります。年末年始で帰省や旅行を予定されている方もいると思いますので、十分に注意してください。太平洋側は晴れる日が多く、1月1日の朝は初日の出が見られる所も多くなりそうです。ただ、空気の乾燥が続くため、火の取り扱いにはご注意ください。

最高気温は、札幌は1℃前後の日が多くなりますが、28日(日)はマイナス1℃と凍える寒さとなりそうです。朝はマイナス5℃を下回る日もあるでしょう。仙台と新潟は8℃前後と昼間でも空気は冷たいままとなりそうです。

東京や名古屋、大阪、福岡は13℃前後の日が多く、この時期としては気温は高めとなるでしょう。大掃除など水仕事に助かる陽気となりそうです。朝も極端に冷え込む日はないでしょう。それでも初詣や初日の出を見るために夜にお出かけの際は、万全の寒さ対策をするようにしてください。

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