村山富市元首相のお別れ会で献花する参列者=20日午後、大分市 10月に101歳で死去した村山富市元首相のお別れの会が20日、大分市内で営まれた。額賀福志郎衆院議長や社民党の福島瑞穂党首ら約600人が参列。額賀氏は「変革期の多難な国政を統理された。功績は誠に偉大だ」と弔詞を読み上げた。
お別れの会は大分県と大分市の共催。参列者は「トンちゃん」と愛称で遺影に語り掛け、故人をしのんだ。
村山氏は旧社会党委員長時代の1994年、自民党、旧新党さきがけと自社さ連立政権を樹立し、第81代首相に就任。95年に発表した戦後50年の首相談話では過去の「植民地支配と侵略」への「痛切な反省と心からのおわび」を表明した。
社民も来年3月に東京都内で「しのぶ会」を開く方向で調整している。村山政権時代に自民総裁だった河野洋平元衆院議長らが呼び掛け人に名を連ねる見通しだ。

村山富市元首相のお別れの会で弔詞を読む額賀福志郎衆議院議長(中央)=20日午前、大分市