回転寿司にはなぜ温かい緑茶が置いてあるの? お店を支えてきた衛生面と実用的な理由とは

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2026年01月05日 07:10  週刊女性PRIME

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食事の締めとしての「あがり」の役割も担っている。お茶を提供することで、そのお客の退店を店側に知らせる手法が江戸時代から受け継がれているそう ※写真はイメージです

 日常の気になる疑問を解決!回転寿司にはなぜ温かい緑茶が置いてあるの?知って楽しいおもしろ雑学を友達や家族にも教えてあげよう。

知って楽しい!おもしろ雑学

Q.回転寿司にはなぜ温かい緑茶が置いてあるの?

A.衛生管理や味の口直し、粉茶で作りやすいなどの実用性から定着しました。(回転寿司評論家 米川伸生さん)

 回転寿司の卓上に必ずといっていいほど置かれている“温かい緑茶”。当たり前すぎて意識されないが、実はこの一杯には、食品衛生、客の味覚管理、そして店のコスト事情まで、回転寿司を支えてきた実用的な理由が詰まっているという。

 まず最も大きいのが衛生面だ。

握り寿司が定着した江戸時代にはすでにお茶が添えられており、当時から、緑茶に含まれているカテキンによる殺菌効果が期待されていたそうです。生ものを扱う寿司と相性がよく、現代でも“安全のためのセット”として温かいお茶が使用されているんでしょう

 そう話すのは、回転寿司評論家の米川伸生さん。

 さらに、寿司の味を邪魔しない“口直し”としての役割も大きい。

寿司はネタの香りが繊細。温かいお茶は、魚の脂を流し、舌をリセットしてくれるので、味が混同しにくい。冷たい飲み物だと口の中に味が残りやすく、寿司本来の香りが鈍ってしまうんです」(米川さん、以下同)

 そして忘れてはならないのが、店舗側のコストと作業効率。

「多くの回転寿司が粉茶を使うのは、少量でも濃く出て、補充の手間が少なくすむから。お湯さえあれば客自身で調整してくれるので、スタッフの負担も減り、コスト面で非常に合理的なんです。最近は溶けたときにダマになりにくい粉茶が人気です」

 温かいお茶が卓上に置かれるようになった背景にはこんな変遷がある。

「初期の回転寿司では、湯のみに入ったままレーンを回っていましたが、取るときにやけどする人が続出。それが、ポットとして卓上に置かれるようになり、最終的に“ダクトでお茶が流れる”今のスタイルになりました」

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