母親=女でいる必要はない? “ママだから”の呪縛から抜け出した女性たち「美しさは自分を大切にする手段」

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2026年01月06日 07:50  オリコンニュース

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出産直後、外見に構う余裕のなかった2019年のいとみきさん(@itomii_lifeより)
 出産後は子どもが第一優先となり、どうしてもママ自身のケアにまでは手が回らなくなってしまうもの。28歳でシングルマザーとなったいとみきさんは、出産直後は「母親だから女である必要はない」と考えていたが、息子のために垢抜けることを決意。その過程をまとめた投稿が、209万表示の反響を呼んだ。一方で、3人目を出産した後に84キロまで太ってしまったみんみんさん。そこから約30キロのダイエットに成功し、投稿したビフォーアフター動画が12.1万回再生され、注目を集めた。ダイエットをはじめたきっかけや母親としての思いなどについて、2組に聞いたエピソードをあらためて振り返る。

【写真】「28歳のときより若返ってる!」別人級の垢抜けに成功した、いとみきさん、現在の姿は…?

■“芋っぽさ”を自覚した28歳「息子をのびのびと育てるためには、自分自身も輝く必要がある」

 28歳でシングルマザーとなったいとみきさん。出産直後は「母親なんだから女である必要はない」と考えていたものの、「息子のために変わりたい」と垢抜けることを決意。28歳〜35歳までの垢抜け過程をまとめた投稿は209万表示され、「若返ってんのすごすぎだろ」「突然爆美女きてびびった」「逆再生かと思った」などの多くのコメントが寄せられた。

 シングルマザーになる前、結婚したいと思っていたができなかったことをきっかけに、いとみきさんは「自分の思う幸せってなんだろう」と真剣に考えるようになったという。

「理想の人生を思い描いてみようと想像したら、その理想の人生の中の自分はオシャレや美容を思いっきり楽しんでいて、いつも自信に満ち溢れていたんです」

 ところが、当時は自分に自信がなく、服を選ぶことすら自分では決められないほど、人の目を気にしていたという。

「そんな自分と理想の自分を比べてみたら、ものすごく芋っぽく感じました。洗練されていないなと。自信のなさや何も自分で決められない主体性のなさ、本当に良いと思ったものや似合うと思ったものではなく、できるだけ安いものから妥協して物を買うという思考。そういうところが理想の自分の生き方とは全然違うと感じました」

 美しくなるためにお金を使うことに、ずっと罪悪感があったといういとみきさん。垢抜けたいと思ったときに、真っ先に変えようと思ったのがそのマインドだった。

「当時はデザインよりも実用性重視、安いものを選ぶべきという思考でした。そんな思考で母親になってしまったので、無意識のうちに『母親なんだから息子に時間もお金も使うべき。女である必要はない』と思っていました」

 しかし、子どもをのびのびと育てていくためには、自分自身も輝く必要があると実感したという。

「息子が好きなことを全力でできる人になるには、母親である私が全力でやる姿を見せ、笑顔でいることが一番大事と考えるようになりました。私自身が自分を輝かせることに一生懸命になり、自分の人生を諦めない姿を息子に見せ、絶対に2人で幸せな人生を送ると決めました。今までの固定概念はそこで変わったと思います」

 自分を大切にしているかどうかは外見に表れ、それが周囲にも伝わってしまうという、いとみきさん。

「人から大切にされたかったら、まずは自分が自分を大切に丁寧に磨いてあげることが必要だと思い、それを実践してから本当に周囲の扱いが変わったと思います。そのとき綺麗でいるためにお金を使うことは、とても大きなリターンがある投資だったのだと思いました。自分の考え方の癖、楽しいこと、やりたくないこと、内面や外見の素敵な部分、体や顔の特徴など、自分自身のことをよく知ることが垢抜けの近道だと思います」

 シングルマザーとして生きていく上で、苦しくて辛いときもあったが、決して諦めはしなかった。そこには「ダサくて自信がないまま残りの人生を生きていきたくない」という思いが強くあったという。

「理想の人物像を想像するとき、いつも大好きな映画『ヘアスプレー』の主人公の姿が浮かぶんです。どんなに周りにバカにされても、自信満々で輝いている。そんな自分になりたいですし、そう生きることが一番幸せだと考えていました。これからももっと好きな自分になるための自分磨きを続けていきたいです」

■変わりたいのに変われない自分との戦い「“人にどう見られるか”よりも“自分をどう扱ってあげるか”が大事」

 3人目の出産を経て、84キロから約30キロ近くのダイエットに成功したみんみんさん。太っていた当時からの垢抜けビフォーアフター動画は12.1万回再生され、「どうやって垢抜けるのか、私も教えてほしい」「めちゃめちゃ凄い努力」と注目を集めた。

 みんみんさんは36歳の頃(2023年)にMAX84.7キロになり、2年間で約24キロのダイエットに成功。38歳の現在は少しリバウンドをして、60キロとのこと。幼少期の頃からずっとむっちり体型で、20歳の頃にはMAX95キロになったこともあるという。

「当時、好きな人に『痩せないと付き合えない』と言われたことがきっかけで、若さと恋のパワーで、1年半で50キロ前後まで痩せました。おかげで恋は実りましたが、長くは続きませんでした(笑)。その後は50キロ前後をキープしていたものの、妊娠・出産をきっかけに体重がどんどん増えていき、3人目を出産した後には84キロ。そこから約8年間は体重がまったく落ちず…。変わりたいのに変われない自分との戦いでした」

 みんみんさんがダイエットを決意したのは、家族で写っている写真を見たことだった。自分の姿を見て、「え、これが私?」と大きな衝撃を受けたという。

「ほかの人からはこんな風に見えているんだと知り、あまりにもショックで写真を直視できず、涙が出ました。でも同時に、心のどこかで『このまま終わりたくない』と思いました。今思うと、あの写真は私にとって、人生の分岐点みたいなものだったかもしれないです。見たくなかった現実を受け止めた瞬間から、少しずつ前に進む覚悟が生まれました」

 垢抜けを目指すにあたり、ダイエット以外に美容にも力を入れたそう。韓国に行った際、美容への考え方やケアの丁寧さに感動し、それが今のみんみんさんの美容のベースになっている。

「ダイエット目的でヨガもやっていました。体を動かすのが苦手な私でも、呼吸を整えながらゆっくり動く時間が心地よくて、気づけば週4〜5回、1年半も続けていました。今は少しお休みしていますが、やっぱり体も心も整う感覚が恋しいので、いつか再開したいと思っています」

 体重が84キロになっても、夫から「痩せろ」と言われたことは一度もなかったというみんみんさん。でも、「あなたはあなたのままでいい」という言葉に救われる一方で、どこかで甘えていた自分がいたと振り返る。

「鏡を見るたびにモヤモヤするのに、『ママだから仕方ない』『時間がない』などと理由をつけて自分の気持ちを見て見ぬふりをしていたこともありました。昔はそんな自分を受け入れることができず、諦めていましたが、ダイエットを通して心の中にも余裕や優しさが生まれました。だからこれからも、誰かのためではなく、自分を好きでいるための自分磨きを続けていきます」

 美しくなりたいという気持ちは、誰にでも自然にある感情。それを否定することも押しつけることも、どちらも違うとみんみんさんは考える。

「ダイエットや垢抜けを通して、“人にどう見られるか”よりも“自分をどう扱ってあげるか”に気づけたことが、私にとっては大きなことでした。美しさは、比べるものでも順位をつけるものでもなく、自分を大切にする手段の1つだと思っています。だから、美しくなることで自分を大切にできる人が増えることが、本当の意味での前向きな変化だと思っています」

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