会場となったのは、普段は関係者以外立ち入ることのできないANAの格納庫。前日9日にラストフライトを終えた、特別塗装機「C-3PO ANA JET(機体記号:JA743A)」を間近で見学できる特別イベントで、ANAマイレージクラブ会員を対象とした40組80人の招待枠に1万件を超える応募が寄せられたという。
同機は9日のNH265便(羽田―福岡)で378人、NH270便(福岡―羽田)で372人を乗せて運航。格納庫には、「C-3PO ANA JET」としての役目を終えた実機が静かに佇んでいた。現地からは急きょ30分間のインスタライブ配信も行われ、多くのファンが“最後の姿”を見届けた。
「スター・ウォーズ」の象徴的な存在であり、シリーズの主要な映画作品すべてに登場するドロイド「C-3PO」の特徴である胴体、首の円盤部分、腹部の配線、背中のバッテリーパックなどが機体全体で表現されていた「C-3PO ANA JET」。乗降口の脇には、2017年4月に来日したC-3PO役の俳優アンソニー・ダニエルズのサインが、今も鮮明な状態で残されていた。
ANA CX推進室マーケティングコミュニケーション部 マネジャ(ANA STAR WARS PROJECT担当)の近澤喬太氏は、「単なる特別塗装機ではないということを、日々感じていました。『空港で見かけました』『乗れてよかった』といった声がコールセンターやお客様窓口に多く寄せられ、『なくならないで』『ずっと飛んでいてほしい』といった声も私たちの想像以上でした。改めて、多くの方に愛されたプロジェクトだったことを実感しています」と語った。
「ANA STAR WARS PROJECT」は、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』公開を控えた2015年4月に始動。世界で初めて「スター・ウォーズ」のキャラクターを機体にデザインした特別塗装機「R2-D2 ANA JET」が登場し、その後、「BB-8 ANA JET」(ボーイング777-300ER型機)、「STAR WARS ANA JET」(ボーイング767-300型機)が登場。2017年3月から「C-3PO ANA JET」が加わり、プロジェクトを象徴する存在として空を飛び続けてきた。機内では、特別な機内アナウンス、特製のヘッドレストカバー、CAエプロン、紙コップなどが「スター・ウォーズ」仕様になっていた。
会場には、これまでプロジェクトを彩ってきた「R2-D2 ANA JET」と「BB-8 ANA JET」のモデルプレーンも特別展示。モデルプレーンには、監督のJ・J・エイブラムスをはじめ、カイロ・レン役のアダム・ドライバー、レイ役のデイジー・リドリー、フィン役のジョン・ボイエガ、さらにルーク・スカイウォーカー役のマーク・ハミル、ハン・ソロ役のハリソン・フォードらの直筆サインが書き込まれている。
なお、「ANA STAR WARS PROJECT」に関する各種コンテンツは、3月31日をもって終了する。
■STAR WARS JET 運航期間
・R2-D2 ANA JET(JA873A):2015年10月〜2025年8月 ・STAR WARS ANA JET(JA604A):2015年11月〜2019年3月 ・BB-8 JET(JA789A):2016年3月〜2022年3月 ・C-3PO ANA JET(JA743A):2017年3月〜2026年1月