
子どもの成長は、ふとした瞬間に実感するものではないでしょうか。「もうこれは使わないかな」「そろそろ卒業かな」。大好きだったキャラクターもののハンカチやランチマット、またサイズアウトした服を前に、そんな気持ちになるママも多いのではないでしょうか。進学を機に新しいものを買い揃える一方で、まだ使えるものをどう扱うかは悩みどころです。捨てるには惜しい、けれど行き先も見つからない……投稿者さんの思いに、ママたちの共感と本音が集まりました。
『末っ子が来年度から中学生で、そろそろキャラクターものを卒業しそうです。まだ使えるものもあって処分に悩んでいます。キャラクターのハンカチやランチマット、キャラものじゃなくてももう着ない服や使用感のない日用品など皆さんはどうしていますか?』親戚や友だちにお下がりするにしても性別が違ったり、年齢が離れていて難しい状況のようです。
捨てるしかない!と割り切る派
まず目立ったのは、捨てるという選択を迷いなく取る声でした。
『回せる相手がいないから捨てている。ハンカチやランチマットは、いくらキレイでも売れないと思うよ。ママが使えるなら使えばいい』
『いつか使うかも、ほしい人がいるかも、という“かも思考”が苦手。本人が使わなくなった時点で捨てる。人が触ったり使ったりしたものには抵抗があるから』このように強いスタンスを示すママもいました。ものを残すことが、結果的に“ゴミ化”してしまう経験を重ねたからこそ処分一択の判断なのでしょう。たしかに、暮らしを軽く保つために割り切ることは大切な姿勢です。迷い続けるより、捨てて区切りをつけることで気持ちまで整うという考え方もあるようです。
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フリマやバザーで活かす派
一方で、捨てる前にフリマアプリやバザーを活用するママもいました。
『うちはフリマに出した。安く出すとすぐ売れる。面倒だけれど』
『地域のバザーに出している。今時バザーやっているとこ珍しいかも?』
『高く売れそうなものはメルカリに出して、誰かに使ってもらえそうなものは、周りにお譲りするか園や学校のバザー。それ以外は捨てる』
『子どもの通っていた小学校ではPTA主催のバザーがあったからキレイな日用品やおもちゃはそこに出していた。あとリサイクルショップ行きかな』キレイめなものは、捨てる前に一定の流れを決めているママたちです。ただし、「フリマに出してみたけれど思ったほど売れず、冷静に考えたら自分でもいらないと思った」という経験談もあり、期待しすぎない姿勢が大切だと分かります。
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思いを昇華するには時間がかかる
印象的だったのは、「気持ちの整理には時間が必要」という声です。たとえばこの服を着てお出かけしたなとか、このハンカチはお気に入りだったななど……。ものには思い出が詰まっているのではないでしょうか。またほとんど使っていないものだと、捨てるのに忍びない思いにかられそうです。
『場所があるなら昇華できるまで時間をおいてもいい。子どもが6歳頃の「もったいないもの」を、結局小6ぐらいで全捨てした。もったいないと思って取っておいたものも、数年後には誰もほしがらず、自分の執着心も消えた』
『本人にまず仕分けさせて、1箱分だけ「取っておきたいもの」を思い出として残す』ものそのものより、納得感を大切にしている様子が伝わります。
『ハンカチなら掃除に使う。今のところ捨てられないのはランドセルと制服』
『思い入れがあって処分しにくいものは、反抗期がきて悪態つかれたときに「クッソ」と思いながらだと勢いよく捨てられる』これに対しては「笑ってしまった。自分はなかなか捨てられない性格なので、これは有用な情報」とのコメントがつきました。その価値だけでなく、ママの思いも詰まっているのではないでしょうか。ママの時間や感情も一緒に詰まっているからこそ、簡単には手放せないのかもしれません。気持ちが落ち着くまでの時間もまた、子育ての一部なのでしょう。
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ママの心に寄り添って
子どもが使わなくなったものの行き先に、正解はありません。捨てるのも、売るのも、時間をおくのも、それぞれの家庭に合った選択ではないでしょうか。「もったいない」という気持ちを否定せず、生活を圧迫しない形で折り合いをつけることが大切なのかもしれません。ものの整理は、子どもの成長を受け止める心の整理でもあるのでしょう。ムリをせず、納得できる方法を選んでいきたいものです。
文・岡さきの 編集・あいぼん イラスト・ももいろななえ
