エルフィン・エバンス(トヨタGRヤリス・ラリー1) 2026年WRC第2戦ラリー・スウェーデン 2月15日(日)、北欧スウェーデンを舞台に開催されている2026年WRC世界ラリー選手権の第2戦『ラリー・スウェーデン』のデイ4が行われ、TOYOTA GAZOO Racingワールドラリーチーム(TGR-WRT)のエルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(トヨタGRヤリス・ラリー1)が総合優勝を飾った。日本人ラリードライバーの勝田貴元(トヨタGRヤリス・ラリー1)は、総合2位完走で今季初の表彰台を獲得した。
また、日曜のみの総合順位でポイントを競う“スーパーサンデー”でもエバンス組が最速となった。
雪化粧したスウェーデンを舞台に、これまで計15本のスペシャルステージ(SS)が行われてきた第2戦。ハンコックのスタッドタイヤを駆使して実施される大会の最終日は、計3本のSS(61.13km)が残されており、最初のSS16は現地時間7時33分より、氷点下17度でフルスノーラリー最終日が幕を開けた。
全車が5本のスタッドタイヤを選択して臨んだSS16には、前日の総合順位の降順でコースインする。先頭は、デイ3と同じくマルティン・セスクス(フォード・プーマ・ラリー1)のスタートなった。
2023年に使用されたコースを逆走する形となっているSS16は後半に出走した上位のドライバーが続々とタイムを更新。総合4番手のオリバー・ソルベルグ(トヨタGRヤリス・ラリー1)がトップタイムを記録するが、その後勝田もベストを塗り替える快走を見せた。デイ3午前ループで苦戦した様子からは復調した様子だ。
さらにラリー1最後の出走者となったエバンスもベストを更新。エバンスがSS16を制し、勝田に対するリードを14.7秒に広げた。
続くSS17は1本目のループステージとなり、路面には1走目の影響で雪が搔き出されて深い轍が刻まれるなどのコンディション変化が見られた。気温は氷点下14度と少し上昇。現地時間10時11分より2度目のアタックがスタートした。
ここでは最初に走行したセスクスがブレーキが間に合わずオーバーシュート。続くジョシュ・マッカーリーン(フォード・プーマ・ラリー1)もスノーバンクに乗り上げ一時ストップする場面が見られた。
SS17もSS16と同様にトヨタ勢のアタックが始まると続々とタイムを更新していく。ソルベルグ、サミ・パヤリ(トヨタGRヤリス・ラリー1)とタイムを更新する中、勝田がトップタイムを記録しステージウインを飾った。エバンスとのギャップは14秒に縮まり、最終ステージSS18へ。
現地時間12時過ぎに始まったパワーステージは、デイ1のSS1で使用されたコースの再走となる。大観衆が見守るなかで、WRC2クラスの上位勢からコースイン。その後、RC1クラスはセスクスからアタックし、ティエリー・ヌービル(ヒョンデi20 Nラリー1)が暫定トップタイムをマークした。
残りの2台として勝田とエバンスもアタックを開始し、勝田はヌービルに次ぐ2番手タイムをマーク。しかしその位置にエバンスが入り、パワーステージはヌービルが0.1秒差で制した。
これで第2戦ラリー・スウェーデンは終了。エバンス、勝田、パヤリが表彰台を獲得し、さらに地元ソルベルグが4位に続くなどトヨタはトップ4を独占。開幕戦のモンテカルロに続き表彰台を占め、最高の形で開幕2連勝を飾った。ポイントランキングではエバンスが首位に浮上し、ソルベルグ2位、勝田も3位に順位を上げた。
2026年WRCの次戦は、アフリカのケニアで開催されるグラベルラウンド『サファリ・ラリー・ケニア』。3月12日(木)から15日(日)にかけて開催される予定だ。
[オートスポーツweb 2026年02月15日]