家族会代表の横田拓也さん(左から2人目)らから運動方針を受け取る高市早苗首相(左端)=16日午後、首相官邸 高市早苗首相は16日、北朝鮮による拉致被害者家族連絡会(家族会)と支援団体「救う会」のメンバーと首相官邸で面会した。首相は「何としても突破口を開き、具体的な成果に結び付けたい」と述べ、金正恩朝鮮労働党総書記との首脳会談に改めて意欲を示した。両団体は「全被害者の帰国を実現するなら独自制裁解除と国交正常化交渉に反対しない」とする運動方針を手渡した。
拉致被害者の横田めぐみさんの弟で家族会代表の拓也さんは、衆院選での自民党大勝に触れ「(高市政権は)北朝鮮から見て盤石で信頼し得る体制になった。首相の外交を全面的に支持する」と表明。90歳となった母早紀江さんは「救出のため力添えを」と訴えた。
家族会側は3月に予定される日米首脳会談でも拉致問題を取りあげるよう要請。木原稔官房長官はこの後の記者会見で「米国政府との間で緊密に連携していく予定だ」と語った。
首相は面会後、自身のX(旧ツイッター)に「日朝が共に平和と繁栄を享受する未来を描けるよう、首脳同士で正面から向き合う覚悟だ」と投稿した。

高市早苗首相との面会後、記者団の取材に応じる横田早紀江さん(手前)=16日午後、首相官邸