
子育てをしながら働くなかで、子どもの体調不良や急な呼び出しは避けられないものかもしれません。職場の理解が不可欠だとわかってはいても、その伝え方や姿勢によっては、周囲にモヤモヤした感情を残してしまうこともあるのではないでしょうか。今回の投稿者さんは、同僚の発言に違和感を覚え、率直な思いを投げかけました。
『育児への職場の理解。A「旦那が激務で、シングルマザーみたいなものなのでご迷惑かけます!」、B「子どもがインフルエンザなので今週休みます。旦那は忙しくてムリなので!」。まあ何も言わないけれど、これ言われたらモヤらない?』この投稿に、ママたちの共感と厳しい意見が寄せられました。
引っかかる理由1. シングルマザーみたいなものって…
まず目立ったのは、「言い方が引っ掛かる」という声です。
『保育園から電話掛かってきたら、迎えに行ってあげなよ、って帰すけれどさ。でも人にもよるかな。申し訳なさそうに帰っていく人と、当然のように帰る人ではまったく違うよね』とくに「シングルマザーみたいなもの」という表現には反発が集まりました。
『本当のシングルマザーの苦労を知らない人の発言』
『生活が懸かっているシングルのママのほうが、むしろ必死』
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引っかかる理由2. 旦那の忙しいアピール、いらない
一方で、「休むこと自体は仕方ない」という意見も多数ありました。ただし、伝え方には配慮が必要だという声が続きます。
『旦那が忙しいアピールはいらない』家庭内の事情を強調することで、「配慮してもらって当然」という空気を感じてしまう人もいるようです。
『旦那がどうこうは関係ないよね。夫婦で話し合えていないのを自ら言っているようなもの』
『ひと言余計、が積み重なるとモヤる』投稿者さんは、「うちは職種で多少の差はあるけれど、個人の権利の範囲で好きにどうぞってスタンス。だから、本物のシングルマザーもいるけれど、それを知らない人も多い」と説明します。シングルマザーで頑張っているママがいるなかで、自分の環境をアピールする人が鬱陶しいと感じるそうです。
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引っかかる理由3. 代わりに仕事をする人への感謝が見えない
また欠勤の裏側に目を向ける意見もありました。
『仕方ないとは思うけれど、尻拭いしている人がいることは忘れないでほしい』誰かが休めば、その分を誰かが担う現実があります。感謝や配慮の言葉があるかどうかで、受け取る側の気持ちは大きく変わるのかもしれません。
ちなみに理解ある職場づくりには、事前の共有が重要だとする声もありました。
『面接時に子どもの年齢や同居の義母の病院がある事情を伝えて、了承してくれる職場で働いている。謝罪やお礼の言葉は述べるけれど、お互い様という空気がある』
『体調崩せばお休みいただきますし、お互い様と思っています。大事なのは、誰が欠けても回る仕組みづくりかと』ただし投稿者さんの職場は、「そう簡単に回る仕事ではない」とのこと。職種や体制によって、理想論が通じない現実もあるようです。
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仕事効率的にも失言にはスルーが一番?
最終的には、「深く考えない」という選択をするママもいました。
『「はい、了解です」で済ませている。モヤるだけ自分が損』
『モヤらないよ。面接でも、仕事の遅刻早退欠勤申請のときでも、「育児協力」について聞かれない? だから聞かれる前に先に「うちはムリなんです」と事情を言っているだけだと思う』子育てと仕事の両立は、誰にとっても難しいことではないでしょうか。休むこと自体は責められるものではなく、問題はその姿勢や言葉の選び方なのかもしれません。事情を抱えているのは自分だけではない。その前提に立てるかどうかで、受け取る側の印象は大きく変わります。
最終的に投稿者さんは自分の正しさを主張するよりも、感情をこじらせない距離を保つことを選びました。休みを取ること自体は個人の権利だと理解しているからこそ、表では淡々と受け止め、仕事として割り切る姿勢を選んでいます。迷惑を掛けられているのでなければ、他人の言動は気にしないほうが仕事がスムーズに進むのかもしれません。
理解を求めるなら、周囲への配慮を忘れないこと。それが職場の空気を守るための、静かで現実的な対応であるようです。。
文・岡さきの 編集・みやび イラスト・ワサビ

