画像提供:マイナビニュースSasuke Financial Labは2026年3月5日、保険比較・FPに無料相談できる総合保険サイト「しっかり保険、ちゃんと節約。」において、3月14日の「ホワイトデー」を前に、お返しについての意識調査を実施し、公開した。同調査は2026年2月13日~2月16日、20代以上の男性350人を対象にインターネットで実施した。
「バレンタインデー」に答えるイベントとして、今や定着している「ホワイトデー」。実は日本発祥の文化であり、表向きは感謝や愛情を伝える温かい日とされているが、お返しを選ぶ男性陣にとっては、金銭的・精神的なプレッシャーが伴う日でもある。
価値観の多様化や物価高が叫ばれる現代において、男性たちがホワイトデーの「お返し文化」やホワイトデー自体に対してどのような本音を抱いているのかを探るため、20代~60代以上の男性350人を対象に、アンケート調査を行った。
まず、今年のバレンタインデーにチョコレートなどのプレゼントをもらいましたか(複数回答可)と質問したところ、最も多かった回答は「配偶者・子ども・家族からもらった」の36.1%、次いで「職場・仕事の関係者からもらった」が20.1%だった。
近年、コンプライアンスや負担軽減の観点から「義理チョコ廃止」を掲げる企業も増えているが、依然として5人に1人(20.1%)が職場や仕事の関係者からもらっていることがわかる。
前の質問で、バレンタインデーにチョコレートなどのプレゼントをもらったと回答した男性に対し、もらったチョコレートなどは概算でいくらくらいのものでしたかと質問したところ、「1,000円未満」が最多の26.6%、「1,000円以上2,000円未満」が25.1%となった。次いで「2,000円以上3,000円未満」が16.2%となっている。
この結果から、半数以上の男性がもらったチョコレートなどを「だいたい2,000円以内」と考えていることがわかるが、一方で「金額はわからない・見当がつかない」という回答も約15%に上った。
もらった品物の価値や相場の把握が、難しいと感じている男性も一定数いそうである。
ホワイトデーに贈る「お返し」について、だいたいの予算を教えてくださいと質問したところ、「1,000円以上2,000円未満」が最多の22.9%、次いで「2,000円以上3,000円未満」が18.6%という結果になった。
「1,000円未満」や「1,000円以上2,000円未満」で無理なく堅実にお返しを済ませる層が多くを占める一方で、「3,000円以上5,000円未満」さらには「10,000円以上」という高額な予算を設定し、お返しを準備する層も一定数存在していることがわかる。
今までにホワイトデーの「お返し文化」を負担に感じたことはありますかと質問したところ、60.3%が「ある」と回答しまた。半数以上の男性にとって、ホワイトデーは手放しで楽しめるイベントではないことが分かる。
さらに、お返し文化を負担に感じたことが「ある」と回答した人に対し、どのようなことを負担に感じましたか(複数回答可)と質問したところ、「出費がかさむ・お金がかかること」が最多の27.1%、次いで「お返しを選んだり準備したりする手間がかかること」が19.3%、「相手の好みや欲しいものがわからないこと」が18.9%という結果になった。
金銭面の次に「お返しの準備の手間」や「相手の好みが不明」が続くことから、「お返しにお金と時間をかけても、センスがないとガッカリされる」ことに対し、大きな負担を感じているとも読み取れる。
これまでホワイトデーについて、印象に残っている「苦い思い出」はありますかと質問したところ、全体の13.1%の男性が「ある」と回答した。
さらに、具体的にどんな「苦い思い出」があったのか質問したところ、良かれと思って贈ったお返しが裏目に出たエピソードや、気持ちのすれ違いなどによる切ない思い出が多数寄せられた。一部を抜粋して紹介する。。
■ 相手の反応が微妙だった
・職場でもらった義理チョコのお返しに、良かれと思って入浴剤をプレゼントしたら、微妙な感じになってしまった。(40代)
・職場の仲間と話し合って、紅茶のティーバッグセットを買ったが、ドリップコーヒーの方が良かったと後で聞かされた。(60代以上)
・ちょっと変わったものを贈ろうと、おせんべいを贈ったら苦笑いされた。(50代) 妻へのお返しを職場の人と同じものにしたところ怒られた。(50代)
■ 気合が空回りした
・学生の頃、手作りチョコをくれた女の子へのお返しにクッキーを焼いたが、火加減を間違えて石のように硬いクッキーを渡してしまった。(40代)
・アルバイト代のほとんどを使い、少し高価なアクセサリーを彼女に贈ったが反応は薄く、のちに「物より一緒に過ごす時間を楽しみにしていた」と知り自分の未熟さを感じた。(20代)
・高級チョコレートをお返しに贈ったところ、「チョコよりマカロンが良かった」と相手にさらっと言われた。(40代)
■ 準備忘れ・手配ミス
・高いチョコをもらっていたのに、仕事の忙しさにかまけてホワイトデー当日までお返しを準備し忘れてしまった。(30代)
・注文したお返しがホワイトデー当日に届かなかったため、相手に謝るしかなかった。(30代) ・ホワイトデーを完全に忘れていて怒られた。(20代)
■ 気持ちのすれ違い・切ない思い出
・ホワイトデーに自分から告白したが振られた。(20代)
・相手が甘いものを食べられなかったので、お返しを買いに一緒にデパートに行ったところ、予想外の高い買い物に。相手に対し「お金がかかりそう」というイメージを持ってしまった。(20代)
・気になっていた女性からチョコをもらい、告白せんばかりの意気込みでお返しを用意したが、彼女が複数の男性に対し本命かのように振る舞っていたことをのちに知った。舞い上がっていた自分と彼女の巧妙な立ち回りに苦く切ない思いをしたホワイトデーだった。(30代)
男性たちのちょっぴり苦いエピソードをのぞいてみると、気合いを入れて「高かったり想いを込めたりしたお返しなら正解」というわけではないのが、ホワイトデーの難しさといえそうである。
最後に、あなたにとって、ホワイトデーはどのような日(「○○な(の)日」)ですかと質問したところ、リアルな本音が多数寄せられた。一部抜粋して紹介する。
■ プレッシャー・試練の日
・センスが問われる試練の日(30代)
・1年で1番男のセンスが試される日(30代)
■ 義務・借金返済の日
・倍返しを期待される借金取りのような日(40代)
・返済義務の日(40代)
■ 愛と感謝・絆を確認する日
・恋人との想いを共有する日(20代)
・本命であろうと義理であろうと、自分を愛してくれた人にお菓子を渡す素敵な日(20代)
・これからも良好な関係を築くための大切な日(40代)
■ その他
・他人の恋愛成就の日(30代)
・女性が簡単に投資を勉強できる日(20代)
ホワイトデーを「感謝を伝える日」とする温かい声が多い一方、「試練の日」「義務の日」といった率直な本音も多数寄せられた。
ここまでの結果を改めて見てみると、「自分のセンスをテストされている」という評価への重圧や、「お返しは倍返ししなくてはならない」という金銭的負担を抱え、ホワイトデーに臨む男性も多いことがわかる。
表向きはホワイトデーも愛のイベントですが、裏では男性の力量やセンス、そして懐事情がシビアに試される日という、深いギャップが浮き彫りになった。(花音)