辺野古と中道、玉城氏に影=自・立「公明票」綱引き―沖縄知事選

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2026年04月26日 07:31  時事通信社

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記者会見で沖縄県知事選への3選出馬を表明する玉城デニー知事=25日午後、那覇市
 今年9月の沖縄県知事選で、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古への移設阻止を掲げ、3選を目指す玉城デニー知事(66)の足元が揺らいでいる。玉城氏を支援してきた立憲民主党と、移設容認の公明党が合流した中道改革連合が対応を決められずにいるためだ。12年ぶりの県政奪還を目指す自民党は、「公明票」を取り込もうと立民と綱引きしている。

 玉城氏は25日、那覇市内で記者会見し、知事選出馬を正式に表明。自身への支援態勢について問われ「さまざまな政党が誕生して流動的になっている。幅広い態勢を作っていければと期待している」と語った。

 玉城氏を支援する政治勢力「オール沖縄」は、立民と共産、社民両党などが参加している。衆院解散を控えた今年1月、中道の安住淳共同幹事長(当時)が移設中止は「現実的ではない」と発言し、関係者に波紋を広げた。沖縄の小選挙区で議席を失った中道の元議員らは今月、党幹部に「党の立ち位置を見直してほしい」と訴えた。

 沖縄の中道は衆院選で立民と公明の連携が進まず、自民に全勝を許した。これに先立つ名護市長選では、公明は自民と共に現職を支援し、新人を推した立民は敗れた。3月には玉城氏を支持する団体が実施した辺野古沖の「平和学習」で、女子高生が亡くなる事故が発生。玉城氏への逆風も強まっている。

 一方、自民は元総務官僚の古謝玄太氏(42)を擁立する。「自民色」を薄めて公明支持層をつなぎ留めようと、活動は地元経済界が中心となる予定。25日には西村康稔選対委員長が早くも沖縄入りし、県連幹部と対応を協議した。

 自民は3月の石川県知事選で、高市早苗首相(党総裁)が応援に入りながら推薦候補が落選。東京都練馬区など首長選で敗北が相次いでいる。党内では敗因について「連立離脱で公明票が離れた」との見方が多い。県連関係者は水面下で公明と協議していると明かし、「にわか仕立ての中道に自公連携はまねできない」と手応えを口にした。

 公明県本部の幹部は「どちらを応援するかフラットに検討中だ。玉城氏からのアプローチはある」とした上で、「オール沖縄とは一線を画す」と明言した。

 首相は西村氏に「与野党対決となる選挙は全部勝て」と厳命。沖縄知事選で敗北すれば、来春の統一地方選に影響する可能性がある。自民関係者は「秋に高市旋風が吹くかは分からない」と気を引き締めた。 

沖縄県知事選への出馬を表明する古謝玄太氏=3月23日、那覇市
沖縄県知事選への出馬を表明する古謝玄太氏=3月23日、那覇市

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  • 琉球国の知事選は琉球県警、警視庁、いや国際監視団を投入して不正を徹底的に監視する必要がある!全く信用できない!
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