住宅密集地にある米軍普天間飛行場(中央上)=2024年3月、沖縄県宜野湾市 在日米軍の専用施設のうち約70%が集中する沖縄県では、米兵らの犯罪による県民の被害が後を絶たない。2020年以降で見ると、県警が検挙した米軍人やその家族らによる事件は増加基調をたどり、昨年は22年ぶりに100件を超えた。
県警の公表資料によると、米軍人や米軍属、その家族らによる事件の検挙件数は25年に101件、80人に上った。20年は39件、35人だったが、同年以降、毎年増加。03年の112件、133人に次ぐ高水準となった。
強盗や傷害、性犯罪などの被害が目立つ。沖縄本島の米軍基地内で25年3月に女性に性的暴行をしたなどとして、在沖縄米海兵隊1等兵の男が不同意性交罪などで起訴された。24年6月には、16歳未満の少女への不同意性交などの罪で米軍嘉手納基地所属の男が起訴されていたことが判明。政府や県警による県への情報提供はなく、県民にも知らされていなかったことから抗議の声が広がった。