さだまさし、デビュー50周年を経ても「初演はやっぱり緊張する」 「関白宣言」「案山子」初披露時のエピソードも告白

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2024年05月14日 15:08  ORICON NEWS

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「関白宣言」「案山子」初披露時のエピソードを告白したさだまさし (C)ORICON NewS inc.
 シンガー・ソングライターのさだまさし(72)が14日、都内で行われた『60歳からのRSウイルス感染症予防啓発プロジェクト』アンバサダー就任発表会に出席し、同プロジェクトのために書き下ろした新曲「Believe」を初披露した。

【全身ショット】プロジェクトのために書き下ろしたCM曲を生演奏するさだまさし

 演奏前には「初演ってね、めちゃめちゃ緊張するんです」と苦笑い。「あの歌を初めて歌ったのはだいたいいつ頃…っていうのは忘れない」と言い、「『関白宣言』は大分で作ったんだけど、その日のコンサートで歌う勇気がなくて翌日の宮崎で初めて歌ったなとか、『案山子』は金沢の当時厚生年金会館という会場で歌ったなとか。大切な歌っていうのは忘れないです」としみじみ振り返った。

 この日のイベントで初披露する「Believe」も「きっと忘れないでしょうね」と言いながら、「僕らの作る歌っていうものと、薬屋さんが作る薬は同じ。誰かのためにならないかなという願いがある」と力を込めた。

 「誰にも効く魔法の薬というものはなかなかないわけですから、折れてしまうこともあるし、がっかりすることもあるんです」と言うが、「それでもきっと誰かのためになっていると信じるようにしている。この曲も誰かの心の支えになってくれたら良いなと。それを“信じて”いこうという意味を込めた」とタイトルに込めた思いも語った。

 製薬企業のグラクソ・スミスクライン(以下GSK)はこのほど、RSウイルス感染症の予防啓発を目的とした『60歳からのRSウイルス感染症予防啓発プロジェクト〜あなたと大切な人を想うきっかけに〜』を始動し、さだをアンバサダーに迎えた。

 RSウイルス感染症は、RSウイルスの感染によって引き起こされる呼吸器感染症。健康な成人の多くは感染しても風邪のような症状で軽快するが、高齢者や喘息、COPD(慢性閉塞性肺疾患)、心疾患などの基礎疾患がある人は、感染をきっかけに肺炎などを起こすこともある。

 GSKが行った『RSウイルス感染症と予防に関する日本人の意識調査』(日本人60歳以上の男女6200人を対象としたオンライン調査。24年2月実施)によると、疾患名は65パーセントの回答者が認知している一方で、「疾病についてある程度知っている」と応えた人は17パーセントにとどまった。

 インフルエンザや新型コロナウイルス感染症などと比べて、著しく認知度が低いRSウイルス。21年以降は夏に流行する傾向が見られることから、認知拡大と予防啓発のためにさだが出演するテレビCMが放送される。この日のイベントでは、さだがこのプロジェクトのために書き下ろしたCM曲「Believe」も演奏された。

 さだは「このCMの話をいただくまで、RSウイルス感染症というものを知らなかった」と告白。「こういう病気があるのか、こんな風に気をつけなきゃいけないのか、と今回教えてもらいました。知らないことを知るって大事ですね」としみじみ語る。

 アンバサダーについて「重要な使命をいただいたと思っております」と真剣な表情で意気込んだ。

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  • まっさんも72歳!ワシが死にかけるわけだよなw
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