中村アン主演『約束』プロデューサー、名シーンの撮影裏披露「横山さんは、すべてを出し切って、疲れていました」

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2024年06月15日 12:01  ORICON NEWS

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木曜ドラマ『約束 〜16年目の真実〜』より(C)ytv
 俳優の中村アンが主演を務め、横山裕(SUPER EIGHT)が共演する読売テレビ・日本テレビ系プラチナイト木曜ドラマ『約束 〜16年目の真実〜』(毎週木曜 後11:59)の最終話が、13日に放送された。TVer累計再生回数が驚異の1000万回超え(※ビデオリサーチ算出)を達成したことを受け、プロデューサーがコメントを寄せた。

【場面写真】真犯人発覚…複雑な表情の香坂(横山裕)

 今作は、完全オリジナルの心理サスペンス。2008年、連続殺人事件が起こり、犯人として主人公・桐生葵(中村)の父が逮捕され、故郷・望野町を離れる。16年後の2024年、過去の真相を探り父の無実を証明するため、刑事となった葵は故郷に戻る。バディ・香坂慧(横山)に監視されながらも、真相を追う。

 最終話では、“真犯人”のシリアルキラー・飛鳥桃(織田梨沙)の犯行動機が判明。桃の狂気に圧倒される視聴者が続出した。

 プロデューサーは「次回への引っ張りだけでなく、次のシーンへの引っ張りまでを意識して、全シーン・全セリフに意図がある脚本作り、その意図をキャスト&スタッフの作り手全員で共有する、妥協のない作品を目指してきた結果、たくさんの方に見てもらえて、感想や考察をSNSやYouTube、ネット上で発信してくださり、今の時代の“テレビドラマの醍醐味”を経験できて、本当にうれしく思っています」と喜びのコメント。「1話の洋食店で、葵が同級生たちと再会するシーンは、何気ない会話だけれど、伏線が散りばめられています。視聴者の方々が、いつの間にサスペンスに巻き込まれているようなシーンにしたかったので、今、1話と最終話を見返すと、また新たな発見があるので、ぜひお楽しみください!」と呼びかけた。

 さらに、事件解決後、望野署の屋上で葵と香坂が話すシーンの裏話も披露。「真犯人の存在に気づけなかったことに苦しみ、後悔する葵に対して、香坂が『もし主役が別の人物なら、ターゲットも変わっていたでしょう。それだけのことです』という言葉をかけます。香坂にしては、論理的な発言でないし、プロファイリングもあまり関係ない仮説です。それでも、無理矢理でもなんでもいいから、『16年、悲しみを背負ってきた葵を救ってほしい』という願いを込めて、横山さん演じる香坂が葵を救ってくれました」と思いを馳せ、「撮影現場でも、このシーンを終えた後の横山さんは、すべてを出し切って、疲れていました」と明かした。

 「周りからは加害者家族として見られて、16年を歩んできた葵は『人に愛情を与えるなんて、自分はできない』と思って生きている。そんな葵が最終話のラストで『こんなに、たくさんの人から愛をもらっていたんだ』と気づき、隣にいる香坂や捜査第一係の面々、天国にいる父の存在に気づいてほしいと願っていました。その願いも、出演してくれた役者陣が、応援したくなったり、好きになったり、共感できるすてきな人間に育ててくれたおかげで、
そば屋での再会、父からの手紙、バディとの別れ、どれも本当にすてきなシーンにしてくれました!」と感謝し、「ぜひ何度でも見てほしいです!」と伝えた
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