【宝塚】団員急死の宙組公演にファン「いつもより温かい拍手」一方「団員の死は重い」複雑な思い

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2024年06月20日 16:36  日刊スポーツ

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9カ月ぶりに再開した宙組公演が行われた宝塚大劇場前(撮影・村上久美子)

昨年9月に25歳団員が急死して以降、上演が取りやめられていた宝塚歌劇の宙組公演「Le Grand Escalier −ル・グラン・エスカリエ−」は20日、兵庫・宝塚大劇場で開幕し、約9カ月ぶりに宙組公演が再開した。


宙組をめぐっては、昨年9月末に宙組団員が急死し、すべての公演が停止。劇団側は、3月28日にパワーハラスメントを認めて急死団員の遺族と合意書を締結し、謝罪していた。


初日のチケットは完売。観劇した客によると、開演前に村上浩爾理事長のあいさつがあり、公演がスタート。終演後には宙組トップ芹香斗亜、組長の松風輝があいさつがあり「スタンディグオベーションのような感じになった」という。


女性ファンは「この9カ月、いろいろなことがあったけど、(公演は)よかったです」。別の女性ファンも、長年宙組を応援しており「いつもよりも温かい空気があった」と振り返った。


また、豊中市から来たという60代女性ファンは「芹香さんは、やっと舞台に立てたという喜びを感じました」。自身の近くのファンからは「やっとだよ」「やっと会える」といった声も上がっていたといい、公演の最中には場面ごとに拍手も厚かったという。


劇団では、昨秋以降、上演スケジュールの見直しなどで過重労働の解消に努めている。一方で、団員急死をめぐってのパワーハラスメントについては、上級生を導けなかった「劇団に責任がある」と主張し、組織風土の改革に取り組んでいる。


その最中での宙組公演再開に、京都の50代女性ファンは「改善策を出されていますが、劇団には出演者を大事にすることを切に願いたい」と呼びかけ。60年来の宝塚ファンで、今は宙組を応援しているという女性ファンは「公演中は拍手が絶え間なかった。皆さん堂々としていた」と、再開を喜んだ。


その一方では「1人の団員が亡くなったという事実は重い。(関わった)上級生になんらかの処分があっても仕方ないかとは思う」とも話していた。

このニュースに関するつぶやき

  • 九ヶ月ぶりの公演とあるが団員1人を自殺に追い込んでいるのだからせめて一年以上は謹慎というか自粛すべき事と思うが?とにかくこの組織には危機管理意識がないのは判明した
    • イイネ!1
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