令和ロマンが目指す『M-1』連覇の高い壁 過去にはノンスタ・パンクブーブーが挑むも成就せず

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2024年06月26日 14:41  ORICON NEWS

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『M-1グランプリ2024』開催記者会見に出席した令和ロマン(左から)高比良くるま、松井ケムリ (C)ORICON NewS inc.
 お笑いコンビ・令和ロマン(高比良くるま(※高=はしごだか)、松井ケムリ)が26日、都内で行われた漫才日本一決定戦『M-1グランプリ2024』開催記者会見に出席。昨年行われた『M-1グランプリ2023』で、トップバッターとして見事に優勝を手にした2人だったが、優勝時の宣言どおり、史上初の連覇に向けて、今年の出場も明言した。20回目となるメモリアルイヤーだが、これまで名だたる芸人たちがなし得なかった“高い壁”に挑む。

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 2008年に優勝したNON STYLEは、翌年も参戦。敗者復活からファイナリストとなって、ファーストラウンドを3位通過したが、ファイナルも3位だった。その09年大会で王者となったパンクブーブーも、連覇を目指して10年大会に参戦した。こちらも敗者復活組として、ファーストラウンドでは1位通過となったが、ファイナルで3位となっていた。

 連覇からは外れるが、過去の優勝者が再び『M-1』に参戦した例としては、2003年の王者・フットボールアワーがいる。「帰ってきた王者」としてファイナリストとなり、ファーストラウンドを2位で通過するも、ファイナルでも2位で優勝を逃していた。

 過去の優勝者たちは、それを上回るネタが求められ、前年の優勝者となると、優勝後の「バブル」もあり、露出も増えていることから“飽き”や新ネタを作る“時間”の問題にも直面することになる。そうした難しい問題を踏まえた上での決断となったが、この日の会見でくるまは「いやーもうやってきましたね、この時期がということで」と切り出すと「今年もラストイヤーが、モグライダーさん、ロングコートダディさん、トム・ブラウンさんとか、けっこうトリッキーな組がラストイヤーを迎える年に、どういった大会のムードになるのか、これ要注目ですね」と分析してみせた。

 ネタの仕上がりくらいについて、「さまざまなネタを掘り起こしては捨てを繰り返しています。今年はケムリ先生が…。去年は僕がいっぱいしゃべらせてもらったので、今年はケムリの年にしたい。ケムリイヤーです」と宣言。約束通り、くるまに優勝賞金の1000万円を渡したケムリは「今年のモチベーションとして、去年奪われた1000万円を、取り返すためにやるっていうのがありますので」と力強く語った。MCの川島明から「貧乏ですから、苦しい」と絶妙なトスを上げられると「貧乏な訳ねーだろ!パパ、大和証券の副会長だぞ(笑)」とゆっくりと話して呼びかけていた。

 同大会は、プロ・アマ・所属事務所を問わず、2人以上で結成15年以内のコンビ(2009年1月1日以降の結成)が出場可能。きょう26日よりエントリー受付を開始し、8月1日より1回戦がスタート。決勝戦は12月にABC・テレビ朝日系にて生放送し、優勝賞金は1000万円となっている。

 会見の司会は、麒麟・川島明、斎藤真美アナが担当。そのほか、ヤーレンズ、マユリカ、真空ジェシカ、カベポスター、モグライダー、ダンビラムーチョ、ロングコートダディ、トム・ブラウン、ダイタク、フースーヤ、ナイチンゲールダンスが参加した。

■M-1グランプリ 優勝者一覧【参加組数】
2001年度 中川家【1603】
2002年度 ますだおかだ【1756】
2003年度 フットボールアワー【1906】
2004年度 アンタッチャブル【2617】
2005年度 ブラックマヨネーズ【3378】
2006年度 チュートリアル【3922】
2007年度 サンドウィッチマン【4239】
2008年度 NON STYLE【4489】
2009年度 パンクブーブー【4629】
2010年度 笑い飯【4835】
2015年度 トレンディエンジェル【3472】
2016年度 銀シャリ【3503】
2017年度 とろサーモン【4094】
2018年度 霜降り明星【4640】
2019年度 ミルクボーイ【5040】
2020年度 マヂカルラブリー【5081】
2021年度 錦鯉【6017】
2022年度 ウエストランド【7261】
2023年度 令和ロマン【8540】
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