関西 今日27日夜には広く雨 28日は雨が強まり警報級の大雨となる恐れ

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2024年06月27日 12:19  日本気象協会

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日本気象協会

関西 今日27日夜には広く雨 28日は雨が強まり警報級の大雨となる恐れ

関西では、今はまだ雨が降っていなくても、今日27日(木)の深夜から急に天気が悪化していきそうです。明日28日(金)は朝から本降りの雨となり、総雨量が多くなる恐れがあります。土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水などに注意・警戒をしてください。



●明日28日(金)は広い範囲で大雨に 活発な雨雲が次々と流れ込む


梅雨前線が大陸から九州を通り、本州の南岸にかけて延びており、九州を中心に活発な雨雲が観測されています。こうした雨雲が明日28日(金)にかけて、関西にも次々と流れ込むでしょう。

梅雨前線は、今日27日(木)夜にかけて西日本を北上し、明日28日は日本海に停滞する見込みです。前線に向かって湿った空気が流れ込み、前線の活動は活発になるでしょう。
関西では、今日27日は、南部から次第に雨が降りやすくなり、中部は夕方から、北部でも夜には広い範囲で雨が降る見込みです。局地的に雷を伴う恐れがあります。
明日28日は、ほぼ一日を通して雨が降り、日中は広い範囲で本降りの雨が続くでしょう。大気の状態が不安定になるため、雷を伴って激しく降る所もある見込みです。
前線の活動の程度によっては、明日28日から29日にかけて、関西ではすべての府県で大雨警報が発表される可能性があります。


●雨のピークは明日28日(金)の朝から夕方にかけて 半日で100ミリ前後に達する恐れも


今回の雨のピークは、明日28日(金)の朝から夕方にかけてと半日にわたるでしょう。
通勤通学の時間帯から、雨が強まっている可能性があります。明日28日の朝は最新の気象情報を確認し、時間に余裕をもって出かけられるといいでしょう。
今回は、京阪神を含め、関西の広い範囲で総雨量が多くなることが考えられます。半日で100ミリ前後に達する所もあるでしょう。土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒をしてください。


●28日(金)〜29日(土) 土砂災害の危険度が高まる恐れ


総雨量が多くなるため、土砂災害の危険度が高まる恐れがあります。
土砂災害の前兆現象と思われるものがあるときや、いつもと違う不安を感じたときは、避難指示などがなくても早めに土砂災害警戒区域・危険箇所から外に出るようにしましょう。
土砂災害は発災してから避難しようとしても、間に合いません。冷静に判断できるうちに、早めの避難行動をとってください。
避難に時間を要する方は、「高齢者等避難」が発令された時点で避難を始めるのが良いでしょう。

以下のような様子が見られた場合、土砂災害が迫っている可能性があります。
・豪雨や長雨が続いている
・川が濁ったり、木が流れたり、土臭いにおいがしたりする
・降雨が続いているのに、川の水位が減少する
・斜面(崖)から物音がする、石が落ちてくる、水が浸みだす
・地面に亀裂や段差が生じる、木が傾いたり、地面が揺れたりする
・地鳴りがする
・いつもと違うことが起きる

建物の斜面とは反対側の2階以上の部屋へ移動しましょう。(土石流が想定される箇所においては、危険な区域の外へ退避する、もしくは堅牢な建物の高層階に避難することが基本です。)


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