警報級の大雨ピークいつまで 線状降水帯発生のおそれも 梅雨前線の活動が活発

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2024年06月28日 05:49  日本気象協会

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日本気象協会

警報級の大雨ピークいつまで 線状降水帯発生のおそれも 梅雨前線の活動が活発

今日28日、梅雨前線の活動が活発になっています。九州から東海には発達した雨雲がかかり、九州や四国では土砂災害警報情報や大雨警報が発表されている地域もあります。このあとも非常に激しい雨や激しい雨が降り、大雨のおそれ。特に福岡県、熊本県、大分県では、今日28日午前中にかけて、線状降水帯が発生する可能性があります。



●梅雨前線の活動が活発な状態が続く


今日28日、梅雨前線が西日本付近に延び、前線の活動が活発になっています。午前5時30分現在、九州から東海にかけて発達した雨雲がかかっており、九州南部に土砂災害警戒情報、九州北部や四国に大雨警報が発表されている地域があります。

明日29日にかけて梅雨前線は西日本から東日本付近に延び、前線上の低気圧が本州付近を通過するでしょう。低気圧や前線に向かって、暖かく湿った空気が流れ込み、前線の活動が活発な状態が続く見込みです。


●線状降水帯発生のおそれ ピークいつまで


九州から東海では雷を伴った非常に激しい雨(1時間50ミリ以上80ミリ未満)や激しい雨(1時間30ミリ以上50ミリ未満)が降り、大雨となる所があるでしょう。特に、福岡県、熊本県、大分県では、今日28日午前中にかけて、線状降水帯が発生して大雨災害発生の危険度が急激に高まる可能性があります。

各地の大雨のピークが予想される期間は以下の通りです。
九州南部:今日28日昼前にかけて
九州北部地方:今日28日昼過ぎにかけて
近畿地方:今日28日夜遅くにかけて
四国地方:今日28日昼前にかけて
東海地方:明日29日明け方にかけて
北陸地方:今日28日昼過ぎから明日29日明け方にかけて


●各地の予想降水量


今日28日午前6時から明日29日午前6時までに予想される24時間降水量は多い所で
東海地方、近畿地方:200ミリ
九州南部:180ミリ
四国地方、九州北部地方:150ミリ
北陸地方:100ミリ

線状降水帯が発生した場合は、局地的にさらに雨量が増えるおそれがあります。土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。


●線状降水帯発生時にとるべき行動とは


線状降水帯が発生している場合は、すでに土砂災害や洪水による災害発生の危険度が、急激に高まっている状態です。

自治体からの避難に関する情報を確認のうえ、早めの安全確保を心がけましょう。すでに避難することが危険な場合、家の中の、崖や川から離れたできるだけ高い所で身を守るようにしてください。(ただし、土石流が想定される箇所においては、危険な区域の外へ退避する、もしくは堅牢な建物の高層階に避難することが基本です。)

なお、土砂災害は、雨が弱まったり、止んだりした後でも、発生する場合があります。土砂災害の前兆は、斜面のひび割れ、異様な音・におい、湧き水が止まる、濁った水が噴き出すなどです。このような前兆を見つけた時には、すぐに、斜面から離れてください。

また、河川の増水・氾濫も大雨のピークが過ぎた後に発生する場合があります。雨が弱まっても川には絶対に近づかないでください。


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