岸田文雄首相は1日、能登半島地震から半年を迎えたのに合わせ、被害の大きかった石川県輪島市や七尾市を訪れた。視察後、首相は同日発足した「能登創造的復興タスクフォース」を通じて「復興の加速化を図る」と表明。観光業再建を後押しするため、能登地域を対象にした「復興応援割」を実施する方針を明らかにした。
首相は七尾市で記者団に対し、復興に向けた課題として家屋の公費解体、宅内配管修繕、液状化対策などを列挙。その上で「タスクフォースで現場が抱える課題を速やかに把握し、制度のあい路と言われる部分にオール霞が関として対応する」と強調した。
和倉温泉視察後、記者団の取材に応じる岸田文雄首相(左から2人目)=1日午後、石川県七尾市(代表撮影)
和倉温泉の視察に訪れ、関係者から説明を受ける岸田文雄首相(左から3人目)=1日午後、石川県七尾市(代表撮影)
和倉温泉の視察に訪れ、関係者から説明を受ける岸田文雄首相(左)=1日午後、石川県七尾市(代表撮影)