奈緒「先生の白い嘘」撮影現場は「すれ違いがあったことも事実」出演は自身の意思で決断

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2024年07月05日 20:34  モデルプレス

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奈緒(C)モデルプレス
【モデルプレス=2024/07/05】女優の奈緒が5日、都内で行われた映画『先生の白い嘘』(同日公開)初日舞台挨拶に出席。撮影中にインティマシーコーディネーターの起用が拒否されたことについて言及した。

【写真】「先生の白い嘘」監督が謝罪

◆「先生の白い嘘」奈緒、インティマシーコーディネーターの要望拒否に言及

4日に「ENCOUNT」にて公開された三木康一郎監督のインタビューでは、同作にて奈緒からインティマシーコーディネーターを入れる要望があったうえで、「間に人をいれたくなかった」とインティマシーコーディネーターは起用せずに撮影したと明かしており、ネット上で物議に。今回の舞台挨拶の冒頭ではプロデューサーの稲垣竜一郎氏が登壇し、製作委員会からのコメントを代読するとともに当初の状況を説明、三木監督も頭を下げて謝罪した。

主演としてイベント冒頭にマイクを握った奈緒は「ここに来てお話しなければいけないなと思いながら今日は来ました」と表情を引き締めたうえで「ここにいる誰も気持ちを痛めることなく一緒にいたいと切に願っております。私自身も含めて。なので一言、私は大丈夫です!」と晴れやかな表情でコメント。観客に向けて「きっと色々な葛藤がある中、この場に来ることを選んでくださって、作品を見届けてくださって、本当にありがとうございます」と感謝を伝えた。

◆「先生の白い嘘」奈緒、撮影当初は「不十分だと思う部分が正直ありました」

なお、舞台挨拶の最後には「好きに喋っていいって言われたので、 今からお話しすることは私の心からの気持ちです」と前置きし、「私自身は原作に本当に心から惚れ込み、この作品に出演することを自分で決めました」と現在同記事について意見が交わされているなかで不安の声も上がっていたということから、出演は奈緒本人が決めたことであると改めて説明。その一方で「すれ違いがあったことも事実です」と告白した。

「それは当人同士の問題として、私は権力に屈するようなことは一切なく、対等な関係で監督ともお話をしましたし、 言いたいことは伝えました」と奈緒自身、スタッフと対等な関係で話し合いを重ねたというが「伝えた上で、どうしても現場に対してちょっと不十分だと思う部分が正直ありました」と当時の現場の状況について率直に吐露。そして「この作品を公開するにあたってどういうふうにみなさんを傷つけないように言葉を選んで、自分たちの真意として伝わるかっていうところまでお話しできていなかったことが、結果こういう皆さんを不安にさせてしまうようなことを招いてしまったのかなと、私自身は自分のこととして深く反省しております」と述べた。

◆奈緒「誠意を脅かすような言葉にはしっかりと『NO』と自信を持って言ってください」

また奈緒は「どんなに綺麗な川にも淀みは起きます」と表現し「その淀みがある部分ばかりを見てしまうと、 どうしてもどうしてもそこばかりが大きくなってしまって、全体の綺麗な部分に気づけない、気づけなくなってしまうことがあるんじゃないかと私自身は思っています。それもこの作品で学びました」とまっすぐに告白。観客に向けて「自分の誠意を脅かすようなことがあれば、そういう人が現れたなら、その人にもきっと大切な人はいるかもしれない。でも、まずは自分の気持ちをぜひ守ってください」と呼びかけるとともに「そして、その誠意を脅かすような言葉にはしっかりと『NO』と自信を持って言ってください」と真摯に伝えた。

コメントの最後には「誰かが悲しんでいたら手を差し伸べられる。そういう淀みのない綺麗な川を、私は心から諦めずに目指したいと思っています」と言葉に。「本当に、本当にありがとうございました」と感謝で締めくくった。(modelpress編集部)

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  • 「のの湯」に出ていたからといってこの作品は勇気が必要だっただろう。
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