東京と埼玉で連続して起きた緊縛強盗事件。それぞれの現場近くにある複数の防犯カメラ映像が容疑者の動きを捉えていました。そして映像から浮かび上がる2つの事件の接点とは？
きのう午前2時すぎの埼玉県所沢市。防犯カメラには警察車両が次々と走っていく様子が。すぐ先は緊縛強盗事件が起きた住宅です。
記者
「勝手口を破壊して侵入したとみられます。ガラスが割られているのもわかります」
きのう午前2時ごろ、男4人が押し入り、高齢夫婦を粘着テープで縛って現金8万円などを奪って逃走。
防犯カメラには警察車両が写った直後、逃げた1人とみられる男の姿が写っています。10秒ほど経つと、後ろから必死に追いかける警察官の姿も。すぐ近くの別の防犯カメラをみると、そこにいるのは男だけ。追いかけていた警察官の姿はありませんでした。
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警察は4人の実行役のうち3人を逮捕していて、残る1人は今も逃走中です。
捜査関係者によりますと、逮捕された3人に面識はなく、こんな趣旨の供述をしているということです。
逮捕された3人
「SNSで簡単なバイトに応募して、いつの間にか強盗に関与してしまった。身分証の写真をアプリで送っていた」
実行役はいわゆる「闇バイト」で集められたとみられ、音声通話アプリで指示役とやりとりしていたこともわかってきました。
逮捕された3人のうち1人
「指示役に『逃げたら殺す』と言われて抜けられなかった」
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逮捕された男の1人は現場から逃走中、「逃げているんじゃねえよ」とアプリを通じて男の声で告げられたとも供述しています。
記者
「こちらでは犯行に使われたとされる車が見つかっています」
警察は現場近くで犯行に使われたとみられる車3台を押収。このうち2台は前日に東京・国分寺市で起きた強盗事件にも使われていました。
国分寺の現場近くにある駐車場の防犯カメラ。同じ車種の白い車が写っているのがわかります。
さらに所沢の事件で逮捕された1人が、国分寺の事件についても関与をほのめかしていることが新たにわかりました。
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国分寺の住宅からは現金数百万円が奪われているということで、埼玉県警と警視庁が共同で捜査しています。
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