西田敏行さん訃報翌日に「ナイトスクープ」映像とテロップで追悼 局長代理はスリムクラブ真栄田

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2024年10月18日 23:44  日刊スポーツ

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「探偵!ナイトスクープ」で笑顔を見せる局長時代の西田敏行さん(2014年撮影)

76歳で亡くなった俳優西田敏行さんが約19年、2代目局長を務めたABCテレビ「探偵!ナイトスクープ」(金曜午後11時17分=関西地区)が18日夜、放送。局長時代の西田さんの映像とともに、しのぶ思いをテロップで伝えた。


西田さんは17日午前6時ごろ、都内の自宅で虚血性心疾患のため亡くなった。突然の別れから一夜明けたこの日夜、事前収録されていた、西田さんが愛した番組が放送された。


西田さんが局長のバトンを渡したダウンタウン松本人志が活動休止中で、現在は探偵が週替わりで「局長代理」を務めており、この日は、スリムクラブ真栄田賢(48)。西田さんが退任した19年、所属の吉本興業の闇営業問題から真栄田は謹慎しており、これをめぐって西田さんは、世間の批判を覚悟の上で情状酌量の思いを訴え、後の復帰を後押しする形となった。


偶然とはいえ、この日放送分で、西田さんが座った局長席から、真栄田は「複雑に入り組んだ現代社会にメスを〜」のおなじみのセリフを口にし、「私が局長代理の真栄田賢です」で締め、VTRへつなげた。


そのエンディング、「西田局長」がおなじみのセリフを語りかける映像とともに、「『探偵!ナイトスクープ』局長を務めていただいた西田敏行さんが逝去されました。心から哀悼の意を捧げます。」とのテロップを添え、番組として感謝の思いを伝えた。


番組は88年3月、上岡龍太郎さんが局長に就きスタート。上岡さんの引退にともない、01年1月から2代目を継いだ西田局長は、19年11月まで務めた。「関西の至宝」と感服した上岡さんを超える任期で、900回以上に出演した。


上岡局長は、毛嫌いしたオカルトはもとより、探偵の取材が甘ければ激怒したが、西田さんは打って変わって、感激屋の“泣きの局長”だった。


上岡局長時代を「乾いた笑い」、自身は「ぬれた感性」と表現。両方を求め「僕のぬれた感性が大きくなったので、ぼちぼち乾いた笑いをきかせる方に修正していきたい」と思案。番組愛を貫いて、3代目局長の松本人志に託し、勇退していた。

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