画家吉野祥江、19歳年上のミッキー吉野と結婚 韓国の大学にアポなしで電撃訪問受ける/連載2

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2024年10月22日 05:01  日刊スポーツ

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夫のミッキー吉野(左)と画家の吉野祥江

画家吉野祥江(53)が、11月1〜3日に米国サンディエゴで開催の「アート・サンディエゴ」に出展、25年2月11〜18日には東京・玉川高島屋で個展を開催する。07年にゴダイゴのミッキー吉野(72)と結婚。コンサートに作品を提供したり、アルバムジャケットも描いている。【小谷野俊哉】


◇  ◇  ◇  ◇


結婚して韓国へ。憧れだった画家の道へと続く、弘益大入学を果たしたが、結婚生活は終わっていた。そして、ファンだったゴダイゴのリーダー、ミッキー吉野と大学卒業の年、07年に結婚した。36歳と55歳、19歳差の夫婦が生まれた。


「まぁ、先にほれたのはミッキーですね(笑い)。韓国から帰国して、ゴダイゴのライブを見に行ったんです。そうしたら、顔見知りだったミッキーが急に『ひらめいた』って言って、そこでさよならしたんですよ。なんでかなと思って、韓国に戻って大学に行ったら、そこにミッキーがいるんです。大学に通っていることは話したんですけどね。絵を見に来たって言ってました。どんな人か知りたくて、絵を見ればわかるとか言って(笑い)」


韓国の大学までアポなしで追いかけて、絵を見たミッキーからオファーを受けた。


「卒業の時に大学の教室で描いてた絵を、次の池袋の東京芸術劇場でやるゴダイゴの『新創世紀』っていうコンサートに使いたいって言って。これはバッチリだ、次のコンサートのイメージが湧いたって。ゴダイゴのアルバムの中に『マジック・ペインティング』っていう曲がちょうどあって、それが頭に出てきたって言ってました。私の絵を見てそれでピカッとひらめいて、それでやるんだって」


その経緯についてミッキーは「たまたま東京芸術劇場で3年間、音楽監督を頼まれたんです。それで公演をやってくれるって言うんで、それならゴダイゴでやった方がいいかなって。女優の市原悦子さんにナレーションじゃなくて語りで、やってもらったりしてね。それで絵もデカいのがバーンってあった方がいいなと。要するに、トータルアートのステージを作りたい、それでひらめいた」と説明する。


そのひらめきが、アポなしの韓国訪問につながる。


「行けば、なんとかなるんじゃないかって(笑い)。電話をかけてきて『大学の教室の前にいる』って。みんな、ミッキーのことを教授が来たみたいに思っていて。ミッキーも『おう、おう』って、どさくさ紛れに先生のふりをして入って来てね。行動力がすごいんですよ。ひらめいたら来ちゃうっていう」


ミッキーは「でも、そういうところで女性って動くもんじゃないの。確かに、大体その頃には大学にいるかなと調べてはいたんだけどね。今みたいSNSがなかったんだけどね」(続く)


◆吉野祥江(よしの・さちえ)1971年(昭46)1月18日、東京・世田谷区生まれ。07年(平19)に韓国・弘益大絵画科卒業。同年、ミッキー吉野と結婚。15年モダンアート展優秀賞。23年にアート・エキスポ・ニューヨークでベストブースデザイン賞。同年レッド・ドット・マイアミで最優秀国際出展者。

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