27日投開票の衆院選は午後11時現在、自民党が小選挙区で65議席、比例代表で44議席を獲得し、合わせて109議席となった。
非公認を含め、自民派閥の裏金事件に関わった46人のうち、10人が落選した。自民は山形、鳥取、高知、熊本の4県で議席を独占した。公明党は比例で11議席を確保した。
立憲民主党は選挙区で40人が当選を確実にした。比例を含め78議席で、公示前の98議席を上回る勢いだ。
日本維新の会は地盤の大阪で5選挙区を制し、京都でも1議席を確保した。比例との合計は16議席となった。国民民主党は選挙区6、比例7の計13議席で、公示前の7議席から伸ばした。
れいわ新選組は比例で6議席、共産党は比例で5議席を得た。社民党は沖縄2区での議席維持を、参政党は比例での議席獲得を目指す。
政治団体「日本保守党」は愛知1区で議席を確保した。
女性で当選を確実にしたのは23人。
開票センターで当選確実となった候補者のボードの前を通る立憲民主党の野田佳彦代表=27日午後、東京・永田町の同党本部