国民民主党の玉木雄一郎代表は11日、国会内で臨時の記者会見を開き、一部週刊誌が報じた自身の不倫疑惑について「おおむね事実だ」と認め、謝罪した。代表としての進退に関し、「仲間の意見を聞きたい」と説明。同党は両院議員総会で対応を協議し、続投を了承した。
玉木氏は「家族のみならず、期待を寄せてもらった全国の皆さんに心からおわびを申し上げる」と強調。議員辞職については「仕事で期待に応えたい」と否定した。
11日付の写真週刊誌「FLASH」のオンライン版は、玉木氏が10月27日投開票の衆院選直後に、「高松市観光大使」を務める女性タレントと、東京都内のバーで「密会」したなどと報じた。
玉木氏は、女性との関係について「地元で観光大使をしていたから、さまざまなイベントで一緒になることもあった」と明かしたが、詳しい言及は避けた。「妻子のある身で他の女性に引かれたことは、ひとえに私の心の弱さだ」と釈明。「妻から強く叱責を受けた。一生、謝罪を続けたい」と涙ながらに語った。
一部週刊誌報道について記者会見する国民民主党の玉木雄一郎代表=11日午前、東京・永田町