火野正平さん死去　享年75　所属事務所が発表「自宅で家族に見守られ　穏やかな最期でした」

　俳優の火野正平さんが、11月14日に死去した。享年75。20日に所属事務所が公式サイトを通じて発表した。

【写真】5日前に火野正平さんの姿を投稿　『こころ旅』インスタより

　サイトでは「弊社所属俳優　火野正平が令和6年11月14日 享年75にて逝去いたしました」と報告。「4月より持病である腰痛の治療に励んでおりましたが　夏の腰部骨折を機に体調を崩し最期まで仕事復帰を願っておりましたが叶いませんでした　自宅で家族に見守られ　穏やかな最期でした」と伝えた。

　続けて「生前のご厚誼に深く感謝するとともに　葬儀は家族葬にて済ませましたこと　謹んでお知らせ申し上げます」と記し「長らくこのお仕事に携わり　関係の皆様には大変お世話になりました　重ねて御礼申し上げます応援してくださった皆様にも　心から感謝申し上げますこの訃報にて　弊社とご家族からのお知らせとさせていただき　どうか静かに見送らせてください」と結んでいる。

　火野さんは1949年5月30日生まれ。シーズ・マネージメント所属。12歳から俳優活動をスタートし、1962年、ドラマ『少年探偵団』に出演。73年、NHK大河ドラマ『国盗り物語』で豊臣秀吉役を演じ、注目を集める。

　74年、映画『俺の血は他人の血』で映画初主演。以降、映画『ええじゃないか』（81年）、映画『極道の妻たち 危険な賭け』（96年）、映画『梟の城』（99年）、ドラマ『大奥〜華の乱〜』（05年）、NHK連続テレビ小説『芋たこなんきん』（06年）、映画『終戦のエンペラー』（12年）、ドラマ『夫婦善哉』（13年）、ドラマ『神の舌を持つ男』（16年）、ドラマ『anone』（18年）、映画『空海−KU-KAI-』（18年）、映画『Fukushima50』（20年）、映画『土を喰らう十二ヵ月』（22年）、映画『わたしの幸せな結婚』（23年）などに出演。アニメ映画『君たちはどう生きるか』（23年）では、大伯父役の声優を務める。

　23年2月、シングル「あかんたれ」（23年）をリリース。また、11年より旅番組『にっぽん縦断 こころ旅』に出演していたが、今年9月7日に、腰部の圧迫骨折のため治療が必要となり、同番組の秋の旅への参加が出来なくなったことを報告していた。